「百獣の王」として知られるタレントの武井壮さん。
その驚異的な身体能力はゴルフの世界でも存分に発揮されています。
「武井壮のゴルフ経歴はどうなっているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、彼の輝かしいプロフィールから、アメリカへのゴルフ留学時代、そして50歳にして挑んだプロテスト合格までの道のりを詳しく解説します。
さらに、驚異的な飛距離やベストスコア、独自のゴルフ練習法、そして今後の目標であるゴルフツアーや出場した大会、試合についても掘り下げていきます。
記事のポイント
- 武井壮がゴルフを始めたきっかけとアメリカ留学時代
- 50歳でティーチングプロテストに合格した経緯
- ベストスコア69や300ヤード超の飛距離といった驚異的な実力
- 今後の目標である国内外のシニアツアーへの挑戦
武井壮のゴルフ経歴:その驚異的なポテンシャル

- プロフィールで見る百獣の王の運動神経
- 陸上王者からアメリカへのゴルフ留学
- ベストスコア69を記録した驚きの実力
- 300ヤード超え!規格外の飛距離の源泉
- スコアを伸ばす独自のゴルフ練習法
プロフィールで見る百獣の王の運動神経

武井壮さんのゴルフの腕前を語る上で、そのアスリートとしての出自と驚異的な身体能力は欠かせません。
彼は元陸上競技選手であり、十種競技の元日本チャンピオンという輝かしい経歴を持っています。
十種競技は、2日間で10種類もの陸上競技を行うことから「キング・オブ・アスレチックス」とも呼ばれる過酷なスポーツです。
走る・跳ぶ・投げるといった、運動の基本要素がすべて詰まっており、ここで培われた全身の連動性やパワー、バランス感覚が、ゴルフスイングの土台となっていることは間違いありません。
また、彼は「パーフェクトボディコントロール」という独自の理論を提唱し、自らの体を思い通りに操ることを追求し続けています。
この理論的なアプローチと身体能力が融合した結果、ゴルフという全く異なるフィールドでも高いパフォーマンスを発揮できているのです。
武井壮の主な身体能力・経歴
- 陸上競技:1997年 日本陸上競技選手権大会 十種競技 優勝
- 100m走:自己ベスト10秒54(十種競技)
- 独自の理論:「パーフェクトボディコントロール」を提唱・実践
このように、ゴルフを始める前から、トップアスリートとしての素養が十分に備わっていたことが、彼のゴルフ経歴を特別なものにしています。
陸上王者からアメリカへのゴルフ留学

陸上十種競技で日本一の称号を手にした武井壮さんですが、彼はその道に進み続けるのではなく、ゴルフの世界へ挑戦するという大きな決断を下します。
きっかけは、アスリートとしての経済的な現実に直面したことでした。
当時、同じアスリートでも競技によって得られる報酬に大きな差があることを知り、新たな可能性を模索し始めます。
ちょうどその頃、タイガー・ウッズが世界を席巻しており、その活躍に刺激を受けた武井さんは、自らの身体能力を最大限に活かせるスポーツとしてゴルフに着目しました。
そして1998年、驚くべきことにゴルフ未経験ながら、世界で活躍するゴルファーを育成する特待生制度「ダンロップのアメリカンキャンプ」に応募し、見事合格。
しかも全額免除という破格の待遇で、アメリカ・アリゾナ州へ本格的なゴルフ留学を果たします。
未経験でテストに合格した驚きのエピソード
体力測定では他の参加者の記録を圧倒し、ゴルフの実技テストは前日に猛勉強して乗り切ったと言われています。
このエピソードからも、彼の非凡な才能と行動力がうかがえます。
しかし、プロの世界は甘くありませんでした。「1年でプロになれなければ意味がない」と高い目標を掲げましたが、思うように結果が出ず、一度はプロの道を断念。
この25歳での挑戦と挫折が、後のリベンジへの強い原動力となったのです。
ベストスコア69を記録した驚きの実力

武井壮さんのゴルフの実力は、タレントの趣味の域をはるかに超えています。
その証明となるのが、ベストスコア「69」という驚異的な記録です。
一般的に、アマチュアゴルファーがスコア100を切ることも大きな目標とされる中で、72のパープレーをさらに下回る「60台」のスコアを出すことは、プロレベルの実力を持つ証と言えます。
彼自身、初めてのラウンドでスコア100を記録して以来、それ以上のスコアを叩いたことは一度もないと公言しており、その安定感も驚きです。
ベストスコア69は、まさに努力と才能の結晶ですね。
留学時代に基礎を固め、帰国後もトレーニングを続けた成果が表れています。理論的な思考で体の使い方を熟知しているからこそ、再現性の高いスイングが可能なのでしょう。
このスコアは、彼が単なる「ゴルフ好き」ではなく、競技者として高いレベルにあることを明確に示しています。
ティーチングプロテストに挑戦するのも、この確固たる実力があったからこそと言えるでしょう。
300ヤード超え!規格外の飛距離の源泉

武井壮さんのゴルフを象徴するのが、300ヤードを軽々と超えるドライバーの飛距離です。
男子プロゴルファーに匹敵するそのパワーは、十種競技で培われた身体能力が根源にあります。
彼は自身のYouTubeチャンネルやテレビ番組で、弾道測定器「トラックマン」を使用し、ヘッドスピード50m/s以上、ボール初速75m/s以上という驚異的な数値を記録しています。
これは、一般的なアマチュア男性ゴルファーの平均(ヘッドスピード40m/s前後)を大きく上回るものです。
近年では、さらなる飛距離アップを目指してドラコンプロの豊永智大選手に指導を仰いでいます。
(豊永智大選手のプロフィールはこちら)
元々の身体能力に、飛ばしの専門家による技術的なエッセンスを加えることで、その飛距離は今なお進化を続けているのです。
武井壮の飛距離データ
- ドライバー飛距離:コンスタントに300ヤード以上
- 計測最高記録:319ヤード(トラックマン計測)
- ヘッドスピード:50m/sを超えることも
ただ、彼が目指しているのは単なる「飛ばし屋」ではありません。
飛距離をスコアメイクに直結させることを常に意識しており、飛距離という大きなアドバンテージを活かして、より有利にコースを攻略することを目指しています。
スコアを伸ばす独自のゴルフ練習法

武井壮さんが短期間で高いレベルに到達できた背景には、彼独自の合理的なゴルフ練習法があります。
彼は闇雲にボールを打つのではなく、常に理論に基づいた練習を実践しています。
特に有名なのが、ゴルフを始めた当初に行った練習法です。
ラウンドデビュー前の3ヶ月間、毎日8時間、ひたすらパターとアプローチの練習だけを繰り返したといいます。
多くの初心者がドライバーなどのショット練習に時間を割きがちな中で、彼はスコアの根幹をなすショートゲームの重要性をいち早く理解し、徹底的に磨き上げました。
この練習のおかげで、グリーン周りまでボールを運べば、ほぼ2打、悪くても3打でカップインできるという絶対的な自信を得たそうです。
これが、初ラウンドで100切りを達成できた大きな要因となりました。
また、最近の取り組みとして彼が公言しているのが、「プライベートのラウンドでも試合と同じ緊張感を持つ」ことです。
一打一打に集中し、プレッシャーのかかる場面をあえて作り出すことで、本番に強いメンタルと技術を養っています。
このように、彼の練習法は常に目的が明確であり、自身の弱点を克服するための戦略的なアプローチが特徴です。
これは多くのアマチュアゴルファーにとっても、非常に参考になる考え方ではないでしょうか。
プロを目指す武井壮のゴルフ経歴と現在地

- 50歳で挑んだティーチングプロテスト
- 実技審査に見事合格しプロへの道を開く
- アマチュアとして出場した大会や試合
- 将来目指す国内外のシニアゴルフツアー
- 挑戦が続く武井壮のゴルフ経歴まとめ
50歳で挑んだティーチングプロテスト

武井壮さんは2023年、自身のゴルフキャリアにおいて大きな一歩を踏み出します。
それは、50歳という節目でのPGA(日本プロゴルフ協会)ティーチングプロテストへの挑戦でした。
(PGA(日本プロゴルフ協会)ティーチングプロテストの詳細はこちら)
この挑戦の裏には、25年前にアメリカで一度は諦めたゴルフへの熱い思いがありました。
「25歳ではじめたゴルフを、25年後にリベンジする」という強い決意を胸に、多忙な芸能活動の合間を縫って、過酷なトレーニングに励みます。
ティーチングプロの資格は、ゴルフの指導を行うための専門資格です。
これを取得することは、シニアツアーなど、今後の競技ゴルフ人生への扉を開く重要な鍵となります。
まさに、彼の新たな挑戦の始まりですね。
テスト本番では「嘔吐するほど緊張した」と語るほど、凄まじいプレッシャーの中でプレーしました。
単なる資格取得ではなく、過去の自分を超えるための真剣勝負であったことが、その言葉から伝わってきます。
実技審査に見事合格しプロへの道を開く

並々ならぬ覚悟で臨んだ挑戦は、見事に結実します。
2023年7月、群馬県のサンコーカントリークラブで行われた「ティーチングプロB級講習会・受講者選定実技試験」において、武井壮さんは通算10オーバーで見事合格ラインを突破しました。
2日間のテストで、初日「79」、2日目「75」という安定したスコアをマーク。
1年間にわたる集中的なトレーニングと、多くのプロゴルファーから受けた指導の成果が、プレッシャーのかかる大一番で発揮された形です。
実技試験の概要
- 開催日:2023年7月13日~14日
- 会場:サンコーカントリークラブ(群馬県)
- 結果:通算154ストローク(+10)で51位タイとなり合格
この実技試験合格により、彼は今後、座学や講習会などを経て、早ければ2025年1月1日付で正式にPGAの会員として認定されます。
これにより、「プロゴルファー・武井壮」が誕生することになり、彼のゴルフ経歴における最大のハイライトの一つとなりました。
ティーチングプロ試験の難易度などは「ティーチングプロの年収は?A級・B級の違いや資格や難易度を解説」の記事でも詳しく解説しています。

アマチュアとして出場した大会や試合

武井壮さんはプロテストに挑戦する以前から、アマチュアとして様々な大会や試合に積極的に参加し、競技者としての経験を積んできました。
特に、プロとアマチュアが同じ舞台で戦う「ゴルフパートナー PRO-AM TOURNAMENT」などへの出場経験は、彼のレベルアップに大きく貢献したことでしょう。
トッププロの技術やコースマネジメントを間近で体感することは、何よりの学びとなります。
プロアマ大会では、ツアーで活躍するプロと同じ緊張感の中でプレーします。こうした経験を通じて、自身の技術的な課題だけでなく、プレッシャー下でのメンタルコントロールなど、実践的なスキルを磨いてきました。
また、テレビ番組の企画などでも、多くのトッププロと真剣勝負を繰り広げています。
これらの一戦一戦が、彼のゴルフスキルと競技者としての精神力を鍛え上げ、ティーチングプロテスト合格という快挙に繋がったのです。
将来目指す国内外のシニアゴルフツアー

ティーチングプロの資格取得は、武井壮さんにとってゴールではありません。
むしろ、それは新たなステージへのスタートラインです。彼の視線の先には、国内外のシニアゴルフツアーでの活躍という大きな目標があります。
日本では、50歳以上のプロゴルファーが参戦する「PGAシニアツアー」が開催されています。
彼は、かつて憧れた同世代のプロたちが活躍するその舞台に、自らも選手として参戦することを夢見ています。
さらに、彼の挑戦は国内に留まりません。2023年には「タイ・シニアプロゴルフ協会のアンバサダー」に就任しており、アジアを中心とした海外ツアーへの参戦も視野に入れています。
「地球上のどこでもいいから勝負の場を探してチャレンジしていく」という彼の言葉通り、その活動の舞台は世界に広がっていくことでしょう。
シニアツアー参戦への道
シニアツアーに出場するためには、予選会(QT)を突破するなど、厳しい条件をクリアする必要があります。
ティーチングプロの資格は第一歩であり、これからが本当の挑戦の始まりです。
百獣の王の次なる狩場は、世界のフェアウェイなのかもしれません。彼の挑戦から目が離せません。
挑戦が続く武井壮のゴルフ経歴まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 武井壮は陸上十種競技の元日本チャンピオン
- その卓越した身体能力がゴルフの基盤となっている
- 1998年にゴルフ未経験でアメリカへゴルフ留学
- 一度はプロを断念するも25年越しのリベンジを誓う
- 驚異のベストスコア69を記録している
- 初ラウンド以降100を叩いたことがない安定感を誇る
- ドライバーの飛距離は300ヤードを超えるプロレベル
- 独自の理論に基づいた合理的な練習法を実践
- 特にショートゲームの徹底的な練習で基礎を固めた
- 2023年に50歳でPGAティーチングプロテストに挑戦
- 実技審査に見事合格しプロゴルファーへの道を開いた
- アマチュアとして数々の大会や試合に出場し経験を積んできた
- 最終的な目標は国内外のシニアゴルフツアーでの活躍
- タイのシニアプロゴルフ協会アンバサダーにも就任
- 彼のゴルフへの挑戦はこれからも続いていく
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