女子プロゴルフ界で注目を集める佐久間朱莉(さくましゅり)選手。
その愛らしいルックスから「佐久間朱莉はかわいい」と話題になることも多いですが、彼女の魅力はそれだけではありません。
この記事では、佐久間選手の詳しいプロフィールや輝かしい経歴、そして2025年シーズンでの見事な優勝記録に迫ります。
さらに、驚異的な飛距離を生み出すドライバーと力強いスイングの秘密、それを支えるクラブセッティング、信頼するキャディーとの絆、そして仲の良い同期選手とのエピソードまで、彼女の強さと魅力の全てを徹底的に解説します。
記事のポイント
- 佐久間朱莉のかわいさの裏にあるプロとしての強さ
- 驚異的な飛距離を生み出すスイングの秘密
- ツアー優勝を支えるクラブセッティングやキャディーとの関係
- 同期選手とのエピソードやプライベートな一面
笑顔がかわいいだけじゃない!佐久間朱莉の強さ

- 佐久間朱莉の詳しいプロフィール
- アマチュア時代からの輝かしい経歴
- 2025年ツアーでの優勝歴
- 仲良しの同期、桑木志帆との関係
佐久間朱莉の詳しいプロフィール

佐久間朱莉選手は、2002年12月11日生まれ、埼玉県川越市出身のプロゴルファーです。
多くのアスリートと同じく、彼女のゴルフ人生は非常に早くから始まりました。
父の影響で3歳からクラブを握り、その才能を幼い頃から発揮していたとされています。
身長155cm、体重52kgと女子プロゴルファーの中では小柄な体格ですが、その小さな体から放たれるパワフルなショットが彼女の大きな武器です。
中学校3年生の時には、伝説的なプロゴルファーである尾崎将司氏が主宰する「ジャンボアカデミー」の門を叩き、アカデミー1期生として直接指導を受けてきました。
埼玉平成高等学校を卒業後、2021年6月に見事プロテストへ一発合格を果たした、JLPGA93期生の一人です。
佐久間朱莉選手の基本情報
氏名 | 佐久間 朱莉(さくま しゅり) |
---|---|
生年月日 | 2002年12月11日 (22歳) |
出身地 | 埼玉県川越市 |
身長 / 体重 | 155cm / 52kg |
血液型 | AB型 |
出身校 | 埼玉平成高等学校 |
プロ転向 | 2021年6月26日(93期生) |
所属 | 大東建託 |
得意クラブ | 8番アイアン |
得意クラブは8番アイアンと公表されており、正確なショットでグリーンを狙う技術にも定評があります。
2025年シーズンでは賞金ランキング、メルセデス・ランキングともにトップを走り、今最も勢いのある選手の一人と言えるでしょう。
アマチュア時代からの輝かしい経歴

佐久間朱莉選手の才能は、プロになる前からゴルフファンの間で広く知られていました。
ジュニア時代から数々の大会で好成績を収めていましたが、特に大きな注目を集めたのが2019年のことです。
当時16歳だった彼女は、並みいる強豪を抑えて「関東女子ゴルフ選手権」で優勝を果たし、その名を一躍轟かせました。
同じ年には、JLPGAツアー「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」に出場し、プロに混じって27位タイという好成績を記録。
もちろん、アマチュア選手の中ではトップの成績で、ローアマチュアを獲得しています。
これらの実績が評価され、翌2020年にはJGAナショナルチームに選出されました。
ナショナルチームは、将来日本のゴルフ界を背負って立つと期待されるトップアマチュアだけが選ばれるエリート集団です。
ここで世界の舞台を意識したトレーニングを積み、その後のプロとしての活躍の礎を築きました。
プロテストに合格した2021年には、早速ステップ・アップ・ツアーの「京都レディースオープン」でプロ初優勝を飾っています。
ルーキーイヤーからその実力を遺憾なく発揮し、レギュラーツアーでの活躍を予感させていました。
2025年ツアーでの優勝歴

2024年シーズンは未勝利ながらもメルセデス・ランキング8位に入るなど、常に優勝争いに絡む活躍を見せていた佐久間選手。
そのポテンシャルが大きく開花したのが2025年シーズンです。
まず、4月に開催された「KKT杯バンテリンレディス」で、念願のレギュラーツアー初優勝を飾ります。これまで何度も優勝のチャンスを逃してきた悔しさをバネに、見事なプレーで頂点に立ちました。
初優勝で掴んだ自信は、彼女をさらに強くさせます。
わずか1ヶ月後の5月、「ブリヂストンレディス」では、初日から首位を譲らない完全優勝を達成。
これで早くもシーズン2勝目を挙げ、トッププレーヤーとしての地位を確固たるものにしました。
そして6月、高額賞金大会である「アース・モンダミンカップ」でも見事優勝。
シーズン3勝目を飾り、賞金ランキング、メルセデス・ランキングの両方でトップに躍り出ています。
年間女王の座も視野に入る、圧倒的な強さを見せつけています。
仲良しの同期、桑木志帆との関係
佐久間朱莉選手を語る上で欠かせないのが、同じ93期生である桑木志帆選手の存在です。
二人はプロ入り同期というだけでなく、非常に仲の良い親友として知られています。
お互いのInstagramでは、練習風景や食事を共にするオフショットが頻繁に投稿されており、ファンにとっては微笑ましい光景です。
2024年6月に桑木選手が「資生堂レディス」で初優勝を飾った際には、佐久間選手も自身のインスタグラムで大量のオフショットと共に「志帆、優勝おめでとう!!!」と祝福のメッセージを送りました。
「去年の悔しさを晴らすかっこいい姿は本当に感動した」と、ライバルでもある友の快挙を心から称え、「次は私の番」というハッシュタグで自らを鼓舞する姿は、二人の素晴らしい関係性を物語っています。
厳しいプロの世界で、互いに高め合い、支え合える同期の存在は、佐久間選手にとって大きな力になっているに違いありません。
このような人間的な魅力も、彼女が多くのファンから愛される理由の一つです。
↓桑木志帆選手の活躍もまとめてあります↓

佐久間朱莉のかわいい魅力と強さを支える要素
- 驚異の平均飛距離を生み出す秘訣
- 小柄でも飛ばせる同調スイング
- 愛用ドライバーのスペックを紹介
- 優勝を支えるクラブセッティング
- 後藤キャディーとの信頼関係
驚異の平均飛距離を生み出す秘訣

身長155cmという小柄な体格ながら、佐久間朱莉選手のドライバーの平均飛距離はファンや専門家を驚かせます。
2024年シーズンのドライビングディスタンスは250.08ヤードでランキング14位、飛んで曲がらない総合的な指標であるトータルドライビングでは2位という驚異的な記録を残しています。
なぜ彼女はこれほどの飛距離を出せるのでしょうか。
専門家によると、その秘訣は単なるパワーではなく、効率的にエネルギーをボールに伝える技術にあると分析されています。
具体的には、インパクトにかけての出力と、インパクトゾーンでのクラブの使い方が非常に秀逸なのです。
体を大きく捻転させてパワーを溜めるタイプとは異なり、体全体の連動性を高めることで、最大のヘッドスピードを生み出しています。
この無駄のない動きこそが、彼女の飛距離の源泉と言えるでしょう。
小柄でも飛ばせる同調スイング

佐久間朱莉選手の飛距離の秘密を解き明かす鍵が、「同調スイング」です。
これは、上半身と下半身をバラバラに動かすのではなく、一緒に同調させて動かすスイングのことを指します。
このスイングの最大のメリットは、体の捻転差が少ないためインパクトが非常に安定し、ショットの方向性が良くなる点です。
つまり、「飛んで曲がらない」を実現するための理想的な動きと言えます。
プロコーチの南秀樹氏によると、佐久間選手はゆっくりとしたリズムで体を捻り上げる動作が非常に上手く、そこで溜めたパワーを切り返し以降に一気に解放していると分析しています。
同調スイングのポイント
- 上半身と下半身を一緒に動かし、インパクトの安定性を高める。
- ゆっくりとしたバックスイングでパワーを最大限に溜め込む。
- 切り返し以降は迷いなく振り切り、溜めたパワーを一気に解放する。
また、もう一つの特徴が、切り返しで手元が体の正面に戻ってからヘッドを走らせるリリースの使い方です。
これは、左手で持った定規の端を右手で引っ張って一気に放すと、しなり戻って「パーン」と音が鳴る動きに例えられます。
この巧みなクラブハンドリングによって、非力さを感じさせないヘッドスピードを生み出しているのです。
愛用ドライバーのスペックを紹介

佐久間朱莉選手の驚異的な飛距離と安定性を支えているのが、PINGの「G430 MAX 10K ドライバー」です。
このドライバーは、上下と左右の慣性モーメントの合計値が10,000g・㎠を超えることから「10K」と名付けられ、ミスヒットに対する寛容性が極めて高いことで知られています。
つまり、打点が多少ズレてもヘッドがブレにくく、飛距離のロスや方向性の悪化を最小限に抑えてくれるモデルです。
佐久間選手のような安定性重視のスイングとの相性は抜群と言えるでしょう。
シャフトには「N.S.PRO REGIO FORMULA B+」の硬さSを装着しています。
これは手元側の剛性を高めつつ、中間から先端にかけてのしなりを感じられるシャフトで、プレイヤーの意図通りの操作性と飛距離性能を両立させています。
クラブ | モデル名 | ロフト角 | シャフト |
---|---|---|---|
ドライバー | G430 MAX 10K ドライバー | 9度 | N.S.PRO REGIO FORMULA B+ (55g, S) |
優勝を支えるクラブセッティング

佐久間朱莉選手のゴルフは、そのスイングだけでなく、使用するクラブセッティングにも強さの秘密が隠されています。
プロゴルファーのクラブセッティングは、単に最新のギアを並べるのではなく、自らのプレースタイルと戦略を最大限に引き出すための緻密な計算のもとに成り立っています。
彼女の優勝を支えるギアの詳細を、専門的な視点から深掘りしていきましょう。(情報は2025年 Vポイント×SMBC レディス時点のものです)
フェアウェイウッド&ユーティリティ:安定性を生む「G440」シリーズ
ドライバーと同じく、フェアウェイウッドとユーティリティにはPINGの「G440 MAX」シリーズが採用されています。3番(15度)と5番(19度)のフェアウェイウッド、そして4番(23度)と5番(26度)のハイブリッド(ユーティリティ)という構成です。
このセッティングの最大のポイントは、長い距離を打つクラブの振り心地と弾道を統一している点にあります。ドライバーからユーティリティまで同じシリーズで揃えることで、アドレス時の見た目や打感に一貫性が生まれ、どんなライからでも迷いなくスイングに集中できます。特にG440シリーズは、ドライバー同様に高い寛容性を誇るため、パー5のセカンドショットや長いパー3など、プレッシャーのかかる場面で心強い味方となります。
アイアン:操作性と寛容性を両立する「ブループリント S」
彼女の正確なショットを支えるアイアンは、PINGの「ブループリント S アイアン」(6番〜PW)です。このモデルは、プロや上級者が好むシャープな見た目と操作性を持ちながら、キャビティバック構造によってミスヒットへの許容範囲も確保した「ツアーキャビティ」と呼ばれるタイプです。
完全にプロ仕様のブレードアイアン(ブループリント T)よりもやさしく、それでいてドローやフェードといった球筋の打ち分けも可能な操作性を備えています。まさに、ショットの精度でスコアを組み立てる佐久間選手にとって理想的な選択と言えるでしょう。シャフトには比較的軽量な「N.S.PRO 850GH」を装着し、小柄な体格でもスイングスピードを落とすことなく、キレのあるショットを放つことを可能にしています。
ウェッジ:スコアメイクの生命線「s159」3本体制
スコアメイクの9割が決まるとも言われる100ヤード以内のショット。その生命線となるウェッジは、PINGの「s159 ウェッジ」を50度、54度、58度の3本で構成しています。
この4度ずつのロフト設定は、各クラブ間の飛距離の差(ギャップ)を約10〜15ヤードに均等に保つための、非常にオーソドックスかつ計算されたセッティングです。これにより、「フルショット」「4分の3ショット」といった感覚的な距離の打ち分けだけでなく、どの番手で打つべきかが明確になり、ジャッジの迷いをなくす効果があります。スピン性能に優れたs159ウェッジは、グリーン上でボールを意のままに止めることを可能にし、多くのバーディーチャンスを演出します。
パター&ボール:勝利を手繰り寄せる最終兵器
グリーン上での最終決戦を戦うパターは、PINGの名器「スコッツデール DS72 パター」を愛用。オーソドックスな形状で構えやすく、多くのプロから信頼されるモデルです。重要な場面で幾度となくウィニングパットを沈めてきた、まさに相棒と呼べる存在です。
そして、全てのクラブの性能を最終的にボールに伝えるのがゴルフボールです。彼女が選んだのは、タイトリストの「PRO V1x」。このボールは、PRO V1に比べてやや硬めの打感で、ドライバーショットなどではスピンを抑えて飛距離を最大化する特性があります。一方で、アプローチショットでは優れたスピン性能を発揮し、グリーン上でしっかりとボールを止めることができます。飛距離とスピンコントロールを高次元で両立したい佐久間選手の要求に応える、最適な選択です。
クラブセッティングから見る佐久間朱莉の戦略
佐久間選手のバッグ全体を見ると、「一貫性」と「寛容性」、そして「精度」という3つのキーワードが浮かび上がります。ウッド類を同シリーズで揃えて振り心地を統一し、アイアンやドライバーではミスに強いモデルを選択。そしてウェッジで精密な距離の打ち分けを可能にする。この緻密なセッティングこそが、彼女の安定した強さを根底から支えているのです。
クラブ種別 | モデル名 | ロフト角 / 番手 | シャフト |
---|---|---|---|
ドライバー | G430 MAX 10K | 9度 | N.S.PRO REGIO FORMULA B+ (55g, S) |
FW | G440 MAX | 3番(15度), 5番(19度) | N.S.PRO REGIO FORMULA M+ (65g, S) |
UT | G440 ハイブリッド | 4番(23度), 5番(26度) | 日本シャフト NSプロ プロトタイプ |
アイアン | ブループリント S | 6番~PW | N.S.PRO 850GH (S) |
ウェッジ | s159 ウェッジ | 50度, 54度, 58度 | N.S.PRO 950GH neo (S) |
パター | スコッツデール DS72 パター | ||
ボール | PRO V1x ボール<2025年> |
後藤キャディーとの信頼関係

近年の佐久間朱莉選手の快進撃を語る上で、キャディーの後藤勝氏の存在は欠かせません。
愛称は「ジョンさん」。
鈴木愛選手や西郷真央選手など、多くのトッププロをサポートし、通算12勝に貢献してきた名キャディーです。
佐久間選手は2022年からタッグを組み、その関係は年々深まっています。
優勝会見では、後藤キャディーへの絶大な信頼を語ることが少なくありません。
「ピンチの時に『時間かけていいよ』と落ち着かせてくれる」「長いパーパットでも『決めよう!』とスパッと言ってくれる」など、その的確なアドバイスと精神的な支えが、佐久間選手の強気のプレーを引き出しています。
後藤キャディーは佐久間選手の強さを「足りないスキルや気づいたことを1つ1つコツコツやれる。それを続けることができる」と評価しています。
最高の相棒と共に、年間女王という大きな目標に向かって突き進んでいます。
強くてかわいい佐久間朱莉の今後の活躍
この記事では、佐久間朱莉選手の強さと魅力について多角的に掘り下げてきました。
最後に、本記事の要点をまとめます。
- 佐久間朱莉は2002年生まれ、埼玉県出身のプロゴルファー
- 父の影響で3歳からゴルフを始め、中学時代からジャンボアカデミーに所属
- アマチュア時代に関東女子ゴルフ選手権で優勝するなど早くから活躍
- 2021年にプロテストへ一発合格したJLPGA93期生
- 2025年シーズンにKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝
- 同年のブリヂストンレディス、アース・モンダミンカップも制し年間3勝
- 身長155cmと小柄ながら平均250ヤード近い飛距離を誇る
- 飛距離の秘訣は上半身と下半身が連動する「同調スイング」
- 愛用ドライバーは寛容性の高いPING G430 MAX 10K
- クラブセッティングはウッドからアイアンまでPINGで統一感を持たせている
- 同期の桑木志帆選手とは親友であり良きライバル関係
- 後藤勝キャディーとの信頼関係がプレーを精神的に支えている
- かわいいルックスだけでなく、ひたむきな努力と確かな技術が魅力
- メルセデス・ランキングと賞金ランクでトップに立ち年間女王を目指す
- 今後のメジャー制覇やさらなる活躍が期待される注目の選手
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