アマチュアながらプロのトーナメントで圧倒的な存在感を放つ、後藤あい選手。
ゴルフ界の次世代を担う彼女がどのような高校生活を送り、その強さを育んできたのか、多くのファンが注目しています。
この記事では、後藤あい選手の詳細なプロフィールや輝かしい経歴、ゴルフの原点である家族や師匠の存在について深く掘り下げます。
さらに、彼女の代名詞ともいえる驚異的な飛距離を生み出すスイングの秘密や、それを支えるドライバーのセッティング、そして今後のキャリアを左右するプロテストの規定に至るまで、ゴルフファンが知りたい情報を網羅的に解説します。
記事のポイント
- 後藤あい選手の詳しいプロフィールと経歴
- 驚異的な飛距離を生むスイングとドライバーの秘密
- 下部ツアー優勝とプロテストに関する規定
- 後藤あい選手の強さの背景と今後の展望
驚異の現役高校生!ゴルフ後藤あいの強さの原点

- 後藤あい選手の詳しいプロフィール
- 後藤あい選手の輝かしい経歴
- 兵庫県神戸市という出身地
- ゴルフを始めたきっかけは家族の影響
- 石井雄二コーチという師匠の存在
後藤あい選手の詳しいプロフィール
後藤あい選手は、2008年11月23日生まれの若きアスリートです。
彼女のゴルフキャリアは、プロの舞台で戦う多くの選手たちの中でも際立った才能を示しています。
まずは、彼女の基本的なプロフィール情報を表にまとめました。
項目 | 情報 |
---|---|
名前 | 後藤 あい(ごとう あい) |
生年月日 | 2008年11月23日 |
年齢 | 16歳(2025年10月時点) |
身長 | 167cm |
体重 | 62kg |
血液型 | B型 |
国籍 | 日本 |
学校 | 松蔭高等学校 在学中 |
プロ転向 | アマチュア |
得意クラブ | ドライバー |
現在の彼女は、プロゴルファーではなく、アマチュア選手として国内外のトーナメントで活躍しています。
学業とゴルフを両立させながら、プロの選手たちと互角以上に渡り合う姿は、多くのゴルフファンに衝撃と感動を与えています。
後藤あい選手の輝かしい経歴
後藤あい選手のゴルフ経歴は、まさに「圧巻」の一言です。幼少期から頭角を現し、数々のアマチュアタイトルを獲得してきました。彼女のゴルフ史において、特に重要な成果を時系列で紹介します。
中学校時代:全国の頂点へ
後藤選手の名が全国に知れ渡ったのは、中学校時代でした。
2022年の関西中学校ゴルフ選手権での優勝を皮切りに、翌2023年にはついに全国中学校ゴルフ選手権を制覇し、世代のトップに立ちます。
さらに、IMGアカデミー世界ジュニア選手権(13〜14歳の部)では3位入賞を果たし、その実力が世界レベルであることを証明しました。
高校時代:プロの舞台での快挙
高校進学後、彼女の才能はさらに開花します。
プロのトーナメントにも積極的に参戦し、驚くべき結果を残し始めました。
2025年9月、レギュラーツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で開催された「ドライビング女王コンテスト」では、277.8ヤードを記録。並み居るプロを抑え、史上初のアマチュア女王に輝きました。
そして、同年10月の下部ステップ・アップ・ツアー「SkyレディスABC杯」では、ついに歴史的な快挙を成し遂げます。
最終日に見事な追い上げを見せ、ステップ・アップ・ツアー史上7人目となるアマチュア優勝を飾りました。この勝利は、彼女のキャリアにおいて最も輝かしい瞬間の一つと言えるでしょう。
後藤あい選手の主な戦歴(2022年以降)
・2022年:関西中学校ゴルフ選手権 優勝
・2023年:全国中学校ゴルフ選手権 優勝
・2024年:関西ジュニアゴルフ選手権(15〜17歳の部)優勝
・2025年:朝日インテック ドライビング女王コンテスト 優勝
・2025年:SkyレディスABC杯(ステップ・アップ・ツアー)優勝
兵庫県神戸市という出身地

後藤あい選手の出身地は、兵庫県神戸市です。
彼女が現在通っている松蔭高等学校も兵庫県にあり、地元関西のゴルフファンからは特に大きな期待を寄せられています。
幼い頃から慣れ親しんだ関西のゴルフコースで練習を重ね、その実力を磨いてきました。
2025年10月の「SkyレディスABC杯」でのアマチュア優勝も、地元兵庫県で開催された大会での快挙であり、彼女にとっては格別な勝利となったことでしょう。
このように、地域との繋がりも彼女を語る上で欠かせない要素の一つです。
ゴルフを始めたきっかけは家族の影響

後藤あい選手がゴルフの世界に足を踏み入れたのは、わずか3歳の時でした。
そのきっかけは、ゴルフを趣味としていた父と祖父の影響が大きかったとされています。
家族に勧められてクラブを握り始めた彼女は、幼いながらもゴルフの楽しさに目覚め、才能の片鱗を見せ始めました。
家族のサポートは、彼女がゴルフに集中し、成長を続ける上で不可欠な支えとなっています。
ゴルフ一家の温かい環境が、後藤あいという類まれな才能を育んだと言っても過言ではありません。
石井雄二コーチという師匠の存在
後藤あい選手の才能をさらに引き出し、飛躍的な成長へと導いたのが、名コーチとして知られる石井雄二氏の存在です。
彼女は小学3年生の時に石井コーチの門を叩き、そこから長年にわたって指導を受けています。
石井コーチの指導方針は、基本に忠実なスイング作りを徹底することです。
後藤選手は、長い時間をかけてその教えを体に染み込ませ、現在の美しいスイングの土台を築き上げました。
石井雄二コーチの門下生には、国内ツアー6勝を挙げている穴井詩プロも名を連ねています。
後藤選手にとって、偉大な姉弟子である穴井プロの存在は、大きな刺激と目標になっていることでしょう。
このように、素晴らしい師匠との出会いが、彼女のポテンシャルを最大限に引き出す重要な鍵となっています。
ゴルフ後藤あいが高校で魅せた強さの秘密

- 軸ブレゼロの美しいスイング
- 驚異的なドライバーの平均飛距離
- 使用するドライバーとシャフト
- ステップ優勝とプロテストの規定
- まとめ:ゴルフ後藤あいの高校時代と未来
軸ブレゼロの美しいスイング
後藤あい選手の強さの根幹をなすのが、彼女の美しくパワフルなスイングです。
師匠である石井雄二コーチから徹底的に指導された「軸をブラさずに打つ」という基本が、彼女のスイングには完璧に体現されています。
中継の解説を務めたレジェンド・岡本綾子プロも「なかなかすごいアマチュアが現れた」と絶賛するほど、彼女のスイングの完成度は非常に高いです。
頭の位置がほとんど動かない軸ブレゼロのスイングから繰り出されるショットは、安定感と力強さを両立させています。
この安定したスイングこそが、彼女の驚異的な飛距離と正確性の源泉なのです。
「遠くから見たらプロ!」と専門家が言うように、後藤あい選手のスイングは16歳とは思えないほどの完成度を誇ります。
この揺るぎない土台があるからこそ、プロの舞台でも物怖じしないプレーができるのですね。
この記事も読まれています

驚異的なドライバーの平均飛距離

後藤あい選手の最大の武器は、何と言ってもその圧倒的な飛距離です。
彼女のドライバーショットは、多くの男子プロにも引けを取らないレベルにあります。
ドライバーの平均飛距離は260ヤードを超え、試合では270ヤード以上を連発します。
2025年の「ドライビング女王コンテスト」で優勝した際の記録は277.8ヤードでした。
さらに特筆すべきは、ボール初速です。彼女のボール初速は70m/sに達することがあり、これは女子プロゴルフ界ではトップクラスの数値です。
この驚異的な飛距離があるからこそ、パー5のホールで2オンを狙うなど、他の選手にはないアグレッシブなコースマネジメントが可能になります。
「SkyレディスABC杯」の優勝時にも、最終ホールで2オンに成功し、劇的な勝利を手繰り寄せました。
使用するドライバーとシャフト

後藤あい選手の驚異的な飛距離を支えているのが、彼女のスイングに最適化されたクラブセッティングです。
特にドライバーとシャフトの組み合わせには、彼女のこだわりが詰まっています。
2025年10月の「SkyレディスABC杯」優勝時のセッティングは以下の通りです。
クラブ | メーカー・モデル | スペック詳細 |
---|---|---|
1W | キャロウェイ ELYTE | 8.5°, ATTAS SPEED 40S |
3W | キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE ♢♢♢ | 15°, REVE |
3,4,5H | キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE | 18°, 21°, 24°, REVE |
5I~PW | キャロウェイ X FORGED | ATTAS IRON 60S |
A,SW | キャロウェイ OPUS | 50°, 54° |
LW | キャロウェイ JAWS FORGED | 58° |
PT | オデッセイ S2S TRI-HOT JAILBIRD | 未発表プロトタイプ |
BALL | ブリヂストン TOUR B X | – |
注目すべきは、ドライバーに使用されているシャフトです。
「ATTAS SPEED」や「REVE VERSION5」といった、軽量でしなりの大きいモデルを選択しています。
これは、ヘッドスピードを最大化し、タイミングの取りやすさを重視する現代の飛ばし屋のトレンドとも合致しており、彼女のポテンシャルを最大限に引き出す組み合わせと言えるでしょう。
![]() | 価格:6930円 |


ステップ優勝とプロテストの規定
後藤あい選手は2025年10月にステップ・アップ・ツアーでアマチュア優勝という快挙を成し遂げましたが、この勝利がすぐにプロへの道に直結するわけではありません。
ここには、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のプロテスト規定が関わってきます。
本来、ステップ・アップ・ツアーで優勝すると、プロテストの1次・2次が免除され、最終プロテストから出場できるという特典が与えられます。
しかし、この権利を行使できる期間は優勝から約1年しかありません。
一方で、プロテスト自体を受験できる年齢は「当該年度の4月1日時点で満17歳以上」と定められています。
後藤選手は2025年11月に17歳になりますが、規定の時点では16歳であるため、2025年度のプロテストは受験資格がありません。
その結果、せっかく手にした優勝による特典は行使できずに消滅してしまいます。
プロテスト規定のねじれ
JLPGAが主催するステップ・アップ・ツアーの優勝特典が1年しか有効でないのに対し、JGA(日本ゴルフ協会)が主催する日本女子アマなどの優勝者には、プロテスト最終からの出場権が3年間猶予されます。
この規定の差については、一部で公平性の観点から疑問視する声も上がっています。
このため、後藤選手がプロになるためには、改めてプロテストの初期段階から挑戦する必要があります。
まとめ:ゴルフ後藤あい選手の高校での活躍と今後の展望
この記事のポイントをまとめます。
- 後藤あいは2008年生まれ、兵庫県出身の高校2年生アマチュアゴルファー
- 身長167cm、得意クラブはドライバー
- 3歳の時に父と祖父の影響でゴルフを開始
- 小学3年生から名コーチ石井雄二氏に師事
- 2023年に全国中学校ゴルフ選手権で優勝
- 2025年に史上初のアマチュアとしてドライビング女王コンテストを制覇
- 2025年10月にステップ・アップ・ツアーで史上7人目のアマチュア優勝
- 優勝時の年齢は16歳321日で歴代3番目の若さ
- 強さの秘訣は軸がブレない美しいスイング
- ドライバーの平均飛距離は260ヤードを超える
- ボール初速は男子プロ並みの70m/sを記録することもある
- クラブはキャロウェイを中心にセッティング
- 軽量で柔軟なシャフトを使用し飛距離を最大化
- ステップ優勝によるプロテストの特典は年齢規定により行使不可
- 今後の目標は世界で活躍できるプロゴルファー
関連記事




