ゴルフボールへのマークを手書きで入れている方を見かけたことはありませんか。
自分だけの目印を入れることで誤球を防いだり、スコアアップに繋げたりと多くのメリットがあります。
この記事では、ゴルフボールの目印に関するルールから、初心者でも簡単なゴルフボールマークの書き方まで詳しく解説します。
トッププロが実践している方法や、手書きが苦手な方向けのマークスタンプ、さらには100均で手に入るラインマーカーの活用法まで、気になる情報を網羅しました。
記事のポイント
- ゴルフボールに手書きでマークを入れるメリット
- マークやラインに関するゴルフの基本ルール
- スコアアップに繋がるマークの書き方と活用法
- マーク付けに役立つ便利なアイテムの選び方
ゴルフボールにマークを手書きするメリットと基本

- マークを書く3つの大きな理由とは
- 知っておきたいゴルフボールの目印ルール
- 基本的なゴルフボールマークの書き方
- トッププロはどんなマークを使っている?
- 手書きが苦手ならマークスタンプも便利
- 自分だけのオリジナルデザインを楽しむ方法
マークを書く3つの大きな理由とは

ゴルフボールに手書きでマークを入れるのには、単に個性を表現するだけでなく、実用的な理由があります。
主に、「誤球の防止」「スコアアップ」「個性の表現」という3つの大きなメリットが存在します。
まず最も重要なのが、自分のボールだと一目で識別し、誤球を防ぐためです。
特にコンペや多くのプレーヤーがいるコースでは、同じブランド・番号のボールが偶然近くに落ちる可能性があります。
誤球は2打罰という重いペナルティに繋がるため、オリジナルのマークは不要な失点を防ぐための重要な役割を果たします。
次に、スコアアップへの貢献です。
特にボールに引いたラインは、パッティングやティーショットで絶大な効果を発揮します。
目標に対して正確にアドレスできるようになり、方向性の精度を高める強力なガイドとなります。
これは、多くのプロゴルファーも実践しているテクニックです。
そして最後に、個性を表現する楽しみもあります。
お気に入りのデザインやラッキーカラーでマークを入れることで、ボールへの愛着が湧き、プレー中のモチベーションアップに繋がります。
同伴者との会話のきっかけになることもあり、ゴルフをより楽しむための一つの要素と言えるでしょう。
マークを入れる主な目的
- 誤球の防止:ペナルティを回避し、スムーズなプレーを進行させる。
- スコアアップ:ショットの方向性を安定させ、精度を高める。
- 個性の表現:ゴルフをより楽しく、自分らしくプレーする。
知っておきたいゴルフボールの目印ルール

ゴルフボールにマークを付けることは、ゴルフルールで認められており、むしろ推奨されています。
しかし、何をしても良いというわけではなく、守るべきルールが存在します。
安心してプレーするためにも、基本的なルールを理解しておきましょう。
結論から言うと、油性ペンなどで手書きのマークやラインを入れる行為は、ルール違反にはなりません。
これは、自分のボールを識別しやすくするための行為として認められているからです。
スタンプを使用することも同様に問題ありません。
一方で、注意しなければならないのは、ボールの性能を意図的に変化させる加工です。例えば、紙のシールを貼ったり、ボールの表面を削ったり、塗料を厚く塗り重ねたりする行為は、ルール違反とみなされる可能性があります。
あくまでマークは、ボールの表面に描くものと覚えておきましょう。
ルール違反になる可能性のある行為
ゴルフ規則では、ボールのプレー特性を故意に変えることを禁止しています。
ペンで線を描くことは許容されていますが、シールを貼るなど異物を付着させる行為は違反となるため注意が必要です。
また、グリーン上でボールを拾い上げる際には、必ずボールがあった位置にマーカーを置く必要があります。
これは「マークする」という行為であり、手書きのマークとは別のルールですが、混同しないようにしましょう。
自分のボールであることを示す「目印」と、ボールの位置を示す「マーカー」は、どちらもゴルフにおいて重要な役割を持っています。
基本的なゴルフボールマークの書き方

ゴルフボールにマークを手書きする際、少しのコツで綺麗に、そして消えにくく仕上げることができます。
初心者の方でも簡単にできる基本的な書き方の手順とポイントをご紹介します。
まず、ボール表面のディンプル(凹み)の中にインクを収めるように書くのがおすすめです。
ディンプルの外側にインクがはみ出してしまうと、ショットの際にクラブフェースにインクが付着しやすくなります。
ディンプルの一つ一つを点で塗りつぶすように書くと、摩擦でマークが消えにくくなるというメリットもあります。
具体的な手順としては、以下の通りです。

- ボールを固定する:ラインマーカーの型や、卵のパックのような凹みがあるものを使うとボールが安定し、作業しやすくなります。
- デザインを決める:シンプルなドット(点)やイニシャル、簡単な図形など、自分だと分かりやすいデザインを考えます。
- ペンで書き込む:速乾性のある油性ペンを使い、ディンプルを埋めるようにゆっくりと書いていきます。
特にラインを真っ直ぐ引きたい場合は、手書きだと歪んでしまいがちです。
そのため、ボールを挟んで固定し、溝に沿ってペンを動かすだけで綺麗な線が引ける専用のラインマーカーを活用するのが最も簡単で確実な方法です。
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トッププロはどんなマークを使っている?
多くのアマチュアゴルファーが実践しているボールへのマーキングですが、世界のトッププロたちも、それぞれ独自のマークを入れてプレーに臨んでいます。
プロのマークは、誤球防止はもちろん、精神的な支えやパフォーマンス向上のための工夫が凝らされており、大変参考になります。
例えば、ゴルフ界のスーパースターであるタイガー・ウッズ選手は、自分でマジックペンを使い、パッティングのターゲットラインを引いていたことで有名です。

これは、パットの方向性を正確に定めるための実用的な目的があります。
また、日本の女子プロの例を見てみましょう。
菊地絵理香プロは、ボールの番号をグリーンのマーカーで塗りつぶし、「Pro V1x」のプリントに沿ってラインを引いています。これは誤球防止と、パット時にターゲットに合わせるための工夫です。

三ヶ島かなプロは、ターゲットに線を合わせるのではなく、付けた印を見ながらパッティングを行うスタイル。そのため、ボールのプリントがない反対側の位置に☆マークを描いています。

このように、プロによってマークの目的や使い方は様々です。「ターゲットに合わせるガイドにするのか」「単なる識別マークとして使うのか」によって、マークを入れる位置やデザインが変わってくるのが面白いポイントですね。
シンプルなドットだけのマークを入れる選手もいれば、複数の色を使い分ける選手もいます。
プロのマークを参考に、自分なりのスタイルを見つけるのもゴルフの楽しみ方の一つと言えるでしょう。
手書きが苦手ならマークスタンプも便利

「手書きで綺麗なマークを描く自信がない」「もっと手軽に、たくさんのボールに同じマークを入れたい」という方には、マークスタンプの活用が非常におすすめです。
マークスタンプの最大のメリットは、誰でも簡単に、均一で美しいデザインのマークを付けられる点にあります。ポンと押すだけで、お気に入りのシンボルやイニシャルをボールに転写できるため、時間もかかりません。
市販されているスタンプには、星やハート、動物といった可愛らしいデザインから、漢字やアルファベットまで様々な種類があります。さらに、自分のオリジナルデザインでオーダーメイドのスタンプを作成できるサービスも存在します。
マークスタンプのメリット
- 手軽さ:スタンプを押すだけで、短時間でマーキングが完了する。
- 均一性:どのボールにも同じデザインを綺麗に施せる。
- 耐久性:多くの場合、速乾性・耐水性のインクが使われている。
ただし、デメリットも存在します。
ボールの曲面にスタンプを押す際、少しコツが必要です。均等に圧をかけないと、デザインの一部がかすれたり、歪んでしまったりすることがあります。
これを防ぐには、ボールをしっかり固定し、転がすようにスタンプを押すと綺麗に仕上がります。
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自分だけのオリジナルデザインを楽しむ方法

ゴルフボールのマークは、実用性だけでなく、自分らしさを表現するキャンバスにもなります。自作のオリジナルデザインを取り入れることで、ゴルフはさらに楽しくなり、プレーへの愛着も深まるでしょう。
デザインのアイデアは無限大です。
- イニシャルや数字:自分の名前やラッキーナンバーをデザイン化する。
- シンボルや図形:星(☆)やハート(♡)、矢印(→)、四つ葉のクローバーなど。
- 好きなキャラクター:簡単にかける範囲で、好きなアニメや動物のキャラクターを描く。
複数の色を使い分けるのも効果的です。
例えば、「赤と青のドットを2つ並べる」といった組み合わせは、遠くからでも識別しやすくなります。
同伴者に「〇色と〇色のマークです」と伝えやすいのもメリットです。
デザインを考える際は、あまり複雑にしすぎないのがポイントです。細かすぎるデザインは、描くのが難しいだけでなく、遠くから見たときに何のマークか分からなくなってしまいます。
シンプルかつ、一目で自分だと分かるデザインを心がけましょう。自分だけの”マイボール”でプレーする気分は格別ですよ。
スコア向上に繋がるゴルフボールのマーク手書き術

- パットの精度が上がるラインの引き方
- ティーショットの方向性を安定させるコツ
- ラインマーカーは100均でも代用可能?
- マークが消えにくいペンの選び方と注意点
パットの精度が上がるラインの引き方

パッティングの成否はスコアに直結する重要な要素ですが、ボールに引いた一本のラインが、その精度を劇的に向上させる手助けとなります。
多くのプロが実践する、パッティングでのライン活用法をご紹介します。
パッティングで考えるべきことは、シンプルに「方向」と「距離感」の2つです。
このうち、「どの方向に打つか」という課題を、ボールに引いたラインが解決してくれます。
使い方は非常に簡単です。
- グリーン上でボールをマークし、拾い上げる。
- ボールを転がしたいライン(フックライン、スライスラインなどを読んだ最終的な打ち出し方向)を決めます。
- ボールに描いたラインを、その打ち出したい方向に正確に合わせます。
- あとは、そのラインとパターのフェースが垂直になるように構え、距離感だけに集中してストロークします。
ライン活用によるメリット
アドレス時に「方向」について悩む必要がなくなるため、ストロークの際は「距離感」だけに集中できます。
これにより、考えるべき要素が半分になり、精神的なプレッシャーが軽減され、ストロークが安定しやすくなります。
忌まわしい3パットを減らすための、強力な武器となるでしょう。
さらに、このラインは練習にも役立ちます。
ラインが引いてあると、ボールが順回転で真っ直ぐ転がっているか、それともサイドスピンがかかってブレているかが一目で分かります。
パター練習の際に、綺麗な順回転で打てているかを確認する指標としても非常に有効です。
ティーショットの方向性を安定させるコツ

ボールに引いたラインは、パッティングだけでなく、ドライバーなどで行うティーショットの安定にも大きく貢献します。
特にゴルフ初心者は、目標方向に対して真っ直ぐ構えているつもりでも、無意識のうちに右や左を向いてしまっていることが少なくありません。
ボールに引いたラインをガイドとして使うことで、アドレス時の体の向きを、目標に対してスクエアに合わせやすくなります。
これもパッティングと同様に、ショットの方向性を安定させるための効果的な方法です。
やり方は以下の通りです。
- ティーアップする際に、ボールに引いたラインをフェアウェイセンターなど、打ちたい方向に向けます。
- そのラインに対して、クラブフェースを真っ直ぐに合わせます。
- 最後に、クラブフェースとラインに対して、自分の足や肩のラインが平行になるようにアドレスを完成させます。
ドライバーのような長いクラブだと、アドレスした位置からボールの真上を見下ろすのは難しいですよね。
その場合は、ボールを少しだけ自分側に回転させて、ラインが見えやすいように調整すると良いでしょう。
この手順を踏むことで、「体は右を向いているのに、腕だけで無理やり真っ直ぐ飛ばそうとする」といった代償動作を防ぎ、スイング軌道の安定にも繋がります。
ナイスショットがOBになる、といった悲しいミスを減らすためにも、ぜひ試してみてください。
ラインマーカーは100均でも代用可能?

ボールに綺麗なラインを引くための専用ツール「ラインマーカー」。
2025年6月現在では、ゴルフ用のラインマーカーが100円ショップで販売されているという情報は見つかりませんでした。
「安く手に入らないか」と考える方も多くいるかと思いますが、ゴルフショップやデパートや量販店のゴルフコーナーでは数百円で手に入るようです。
数百円の投資でスコアアップに繋がる可能性があるなら、試してみる価値は十分にあります。
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マークが消えにくいペンの選び方と注意点

せっかく書いたマークが、プレー中に雨や摩擦で消えてしまっては意味がありません。
マークを長持ちさせるためには、ペン選びが非常に重要になります。
ここでは、ゴルフボールへのマーキングに適したペンの選び方と、その注意点を解説します。
ペンを選ぶ際の最も重要なポイントは、「油性」で「耐水性」と「速乾性」に優れていることです。
油性ペンは水に強く、雨の日のプレーや汗で濡れた手で触ってもインクが滲みにくくなります。
また、速乾性のあるインクであれば、書いてすぐにボールに触っても、手やクラブが汚れるのを防げます。
ゴルフ用品メーカーからも専用のマーカーが販売されています。
例えば、シャチハタの「アートライン ゴルフマスターマーカー」は、多くのゴルファーに利用されており、耐久性やカラーバリエーションの豊富さで定評があります。
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インクの色選びもポイント
ペンの色は、視認性に大きく影響します。
一般的には赤や青、黒などが使われますが、集中力を高める効果があると言われる青色も人気です。
また、蛍光色のペンは、曇りの日や夕暮れ時でもボールを見つけやすくする効果が期待できます。
注意点として、どんなに優れたペンを使っても、ショットの強い衝撃や芝との摩擦で、クラブフェースにインクが多少付着してしまうことがあります。
これはある程度仕方のないことですが、ほとんどの場合は指や布でこすれば簡単に落とすことができます。
どうしてもクラブを汚したくない場合は、フェースが当たる部分を避けてマークを描くなどの工夫をすると良いでしょう。
ゴルフボールのマーク手書きでスコアも個性も向上:記事のまとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ゴルフボールへの手書きマークはルールで認められている
- マークの主な目的は「誤球防止」「スコアアップ」「個性表現」の3つ
- 誤球は2打罰となるため、識別マークはペナルティ回避に非常に重要
- ボールに引いたラインはパットやティーショットの方向性を安定させる
- ラインを使うことでアドレスの精度が上がり、精神的なプレッシャーも軽減される
- パッティングでは「方向」をラインに任せ「距離感」に集中できる
- 手書きが苦手な場合は均一なデザインを施せるマークスタンプが便利
- ペンのインクがクラブに付かないようディンプルの内側に書くのがコツ
- ペンは「油性」「耐水性」「速乾性」に優れたものを選ぶ
- シャチハタなどゴルフ専用のマーカーは耐久性が高くおすすめ
- ラインを綺麗に引くには専用のラインマーカーの使用が確実
- ラインマーカーは100円ショップで手に入る場合もある
- プロゴルファーもそれぞれ独自のマークやラインを活用している
- シンプルなデザインでも自分だけのマークは愛着が湧きモチベーションに繋がる
- マークやラインを賢く活用し、スコアアップと楽しいゴルフライフを目指そう
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