ゴルフ場のキャンセル料は払わないとどうなる?法的リスクと免除の条件を解説

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急な仕事や体調不良、突然の雨予報などで、楽しみにしていたゴルフの予約をやむなくキャンセル…。

そんな時、後日ゴルフ場からキャンセル料の請求が届き、「ゴルフ場のキャンセル料を払わないという選択肢はあるのだろうか?」と悩んだ経験はありませんか。

ゴルフのキャンセル料は支払い義務がありますか?という法的な疑問から、キャンセル料を払わないとどうなるのか、何罪にあたるのかといった不安まで、多くのゴルファーが抱える問題です。

この記事では、ゴルフ場のキャンセル料の相場や、雨、体調不良、1人予約といったケースごとの対応を詳しく解説します。

また、PGMやアコーディアといった大手運営会社の具体的なゴルフ場キャンセルポリシーや、請求された料金をどうやって払うのかについても触れ、あなたの疑問を解消します。

この記事のポイント

  • キャンセル料の支払い義務の有無と、払わなかった場合のリスク
  • キャンセル料の相場と一般的な支払い方法
  • 雨や体調不良など、理由別のキャンセル料発生の有無
  • PGMやアコーディアなど大手ゴルフ場の最新キャンセル規定
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目次

ゴルフ場のキャンセル料を払わない選択はあり?

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  • ゴルフのキャンセル料は支払い義務がありますか?
  • キャンセル料を払わないとどうなる?何罪?
  • ゴルフ場のキャンセル料の相場は?
  • ゴルフ場キャンセルポリシーの確認方法
  • キャンセル料はどうやって払うのが一般的?
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ゴルフのキャンセル料は支払い義務がありますか?

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「そもそも、ゴルフ場のキャンセル料に法的な支払い義務はあるのか?」という点は、多くの人が抱く最大の疑問でしょう。

この問いに対する答えは、「はい、支払い義務はあります」となります。

ゴルフ場の予約が成立した時点で、利用者とゴルフ場との間には「指定した日時にゴルフ施設を利用させる」という内容の契約が結ばれたと見なされます。

利用者の都合でこの契約を一方的に破棄(キャンセル)した場合、ゴルフ場側が被る損害を賠償する義務が生じます。

ゴルフ場のキャンセル料は、この契約不履行によって発生する損害をあらかじめ定めた「損害賠償額の予定」として法的に位置づけられています。

したがって、ゴルフ場のキャンセルポリシーに則って請求されたキャンセル料は、原則として支払う義務があるのです。

キャンセル料を払わないとどうなる?何罪?

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支払い義務があると分かっていても、「払わなかったらどうなるのか」が気になる点だと思います。

まず、「何罪にあたるのか?」という刑事的な問いについては、キャンセル料の不払いが直ちに詐欺罪などの犯罪になることは通常ありません。

これはあくまで民事上の契約不履行の問題だからです。

しかし、支払いを無視し続けると、以下のような事態に発展する可能性があります。

ゴルフ場や予約サイトの利用停止

最も可能性が高いのが、該当ゴルフ場の利用を禁止される、いわゆる「出禁」の状態になることです。

また、PGMやアコーディア、GDO、楽天GORAなどの予約サイト経由での予約だった場合、そのサイトのアカウントが利用停止になるリスクもあります。

同伴者や幹事との信頼関係の悪化

グループ予約の場合、キャンセル料は予約代表者(幹事)に一括で請求されるのが一般的です。

あなたが支払いを拒否すれば、幹事や他の同伴者が立て替えざるを得なくなり、金銭的な負担と精神的なストレスを与えます。

これにより、仲間内での信頼を失い、二度とゴルフに誘われなくなる可能性が極めて高いでしょう。

督促や法的措置

悪質なケースと判断された場合、ゴルフ場から電話や書面での督促が続くことがあります。

金額が少額であるため訴訟にまで発展するケースは稀ですが、可能性はゼロではありません。

ゴルフ場のキャンセル料の相場は?

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ゴルフ場のキャンセル料は、ゴルフ場や地域、予約したプランによって異なりますが、一般的な相場を知っておくことは大切です。

1人あたりの料金設定

最も一般的なのが、プレーヤー1人あたりで料金を設定しているケースです。

  • 相場: 1人あたり 2,000円〜3,000円
  • 発生時期: プレー日の3日前〜1週間前から

1組あたりの料金設定

特にコンペなど、複数組での予約に対して適用されることが多いパターンです。

  • 相場: 1組あたり 8,000円〜10,000円
  • 発生時期: プレー日の7日前〜14日前から

以下の表は、料金設定の一例です。

対象発生条件料金の目安
2組以下の個人予約プレー日含む7日前から(土日祝)1組あたり8,000円
3組以上のコンペ予約プレー日含む14日前から(土日祝)1組あたり8,000円
3組以上のコンペ予約プレー日含む7日前から(平日)1組あたり4,000円
1人予約開催決定後(前日正午以降)1人あたり1,000円〜2,000円

これらの金額はあくまで目安であり、詳細は必ず各ゴルフ場の規定を確認するようにしてください。

ゴルフ場キャンセルポリシーの確認方法

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キャンセル料に関するトラブルを避けるためには、予約時に必ずキャンセルポリシーを確認することが不可欠です。

予約サイト(GDO・楽天GORAなど)

予約サイトを利用した場合、予約確認画面や予約完了メールにキャンセルポリシーが明記されています。

キャンセル料がいつから、いくら発生するのかをスクリーンショットで保存しておくのも良い方法です。

ゴルフ場公式サイト

公式サイトの「よくある質問(FAQ)」や「予約案内」のページに記載されていることがほとんどです。

特に、PGMやアコーディアなどの大手グループは、公式サイトに詳細なキャンセルポリシーを掲載しています。

電話での直接予約

電話で予約した場合は、口頭でキャンセル規定について確認し、メモを取っておくことが大切です。

後で「聞いていない」という事態にならないよう、予約担当者の名前を控えておくと、より確実でしょう。

予約は契約であるという意識を持ち、キャンセルに関する規定を事前に把握しておくことが、賢明なゴルファーの行動と言えます。

キャンセル料はどうやって払うのが一般的?

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キャンセル料が発生した場合、その支払い方法はゴルフ場によって異なりますが、主に以下の方法が取られます。

請求書による後払い

最も一般的なのが、予約代表者の登録住所宛に後日請求書が郵送されてくるパターンです。

請求書に記載された口座へ、指定された期日までに銀行振込で支払います。

SMS等による電子請求

最近増えているのが、携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を利用した請求方法です。

PGMなどがこのシステムを導入しており、送られてきたURLからオンラインで決済手続きを行います。

この方法は、請求書発行の手間や郵送コストを削減できるため、今後さらに普及する可能性があります。

クレジットカードからの引き落とし

予約時にクレジットカード情報を登録している場合、キャンセル料発生期間内のキャンセル処理と同時に、登録したカードから自動的に引き落とされるケースもあります。

ホテルや航空券の予約では一般的ですが、ゴルフ場予約ではまだ限定的です。

いずれのケースでも、請求を無視することなく、誠実に対応することが求められます。

ゴルフ場のキャンセル料を払わないとどうなる?具体例

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  • 雨が理由のキャンセルは免除される?
  • 体調不良による当日のキャンセル
  • 1人予約のキャンセル料について
  • PGM・アコーディアのキャンセル規定
  • ゴルフ場のキャンセル料を払わないリスクまとめ
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雨が理由のキャンセルは免除される?

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「雨予報だからゴルフをキャンセルしたい。この場合、キャンセル料は免除されるのでは?」と考える方は多いですが、答えは「原則として免除されません」です。

ゴルフは、基本的に雨天でも行われるスポーツです。

小雨や普通の雨が理由で自己判断でキャンセルした場合は、通常通りキャンセル料が発生します。

キャンセル料が免除されるケース

キャンセル料が免除されるのは、ゴルフ場側が「プレー不可能」と判断し、クローズを決定した場合に限られます。具体的には、以下のような状況です。

  • 台風の接近や、雷を伴う豪雨(警報発令時など)
  • 積雪によるコースコンディションの著しい悪化
  • その他、地震などの自然災害

プレー可否の判断目安

自分で判断に迷う場合は、プレー当日の時間帯の「降水量」を参考にすると良いでしょう。

  • 1mm程度: 小雨。プレーにほとんど支障はありません。
  • 2〜3mm: 本降りの雨。傘やレインウェアが必須ですが、多くのゴルファーはプレーを続行します。
  • 4mm以上: かなりの強さの雨。プレーは可能ですが、コースコンディションも悪化し、快適とは言えません。

天気予報で雨マークがついているからといって安易にキャンセルせず、まずはゴルフ場に開催の可否を確認することが大切です。

ゴルフなのに雨で行きたくない!判断基準や対策法と意外なメリットもの記事に、雨ゴルフについてまとめています。

体調不良による当日のキャンセル

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急な発熱や腹痛など、体調不良による当日キャンセルは、誰にでも起こりうる事態です。

しかし、これも雨天の場合と同様に、原則としてキャンセル料の免除対象にはなりません。

当日キャンセルは、他の同伴メンバーに多大な迷惑をかける行為です。

  • 金銭的負担: あなたの分のキャンセル料を、他のメンバーが立て替えなくてはなりません。
  • プレーへの影響: 予約プランによっては、規定の人数(例:4名)が揃わないとプレー自体ができなかったり、割増料金が発生したりする場合があります。
  • 信頼関係の損失: 「また当日キャンセルされるかもしれない」と思われ、次回から誘われなくなる可能性があります。

社会人として、体調管理は自己責任の一部と見なされます。

もし、やむを得ず当日キャンセルをする場合は、以下の行動を心がけることで、信頼関係のダメージを最小限に抑えることができます。

  1. 判明後すぐに幹事に連絡する: 誠意を込めて謝罪し、状況を正直に伝えます。
  2. 代わりのメンバーを探す努力をする: 自分の代わりに参加できる友人や知人がいないか、最大限探す姿勢を見せることが大切です。
  3. キャンセル料の支払いを自ら申し出る: 「キャンセル料は必ず自分が支払うので、立て替えておいてほしい」と明確に伝えましょう。

1人予約のキャンセル料について

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近年利用者が増えている「1人予約」プラン。気軽に参加できるのが魅力ですが、こちらもキャンセル規定が設けられています。

1人予約のキャンセル料は、「開催が決定した後」にキャンセルした場合に発生するのが一般的です。

開催決定のタイミングは、ゴルフ場や予約サイトによって異なりますが、多くは「プレー前日の正午(12時)」に設定されています。

この時間を過ぎてからキャンセルすると、たとえ体調不良や仕事の都合であってもキャンセル料がかかります。

料金の相場は、平日で1,000円、土日祝で2,000円程度が目安です。

1人予約は、他のプレーヤーとの組み合わせで成り立っています。

あなた1人のキャンセルが、同伴者のプレー機会や組み合わせに影響を与えることを理解し、責任ある行動を心がける必要があります。

安易な予約とキャンセルは避け、確実に行ける予定の時だけ予約するようにしましょう。

PGM・アコーディアのキャンセル規定

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近年、ゴルフ場業界ではキャンセル料の厳格な徴収が進んでいます。

その動きを牽引しているのが、国内のゴルフ場運営大手であるPGM(パシフィックゴルフマネージメント)とアコーディア・ゴルフです。

これらのグループのゴルフ場を予約する際は、特にキャンセルポリシーをよく理解しておく必要があります。

項目PGM(一例)アコーディア・ゴルフ(一例)
発生時期(土日祝)プレー日含む7日前からプレー日含む7日前から
発生時期(平日)3組以上の場合、7日前から各ゴルフ場の規定による
料金(土日祝)1組あたり8,000円1組あたり5,000円
料金(平日)3組以上の場合、1組あたり4,000円各ゴルフ場の規定による
請求の免除対象ゴルフ場がクローズした場合のみ天災等でゴルフ場がクローズする場合のみ
請求方法予約代表者に対しSMS等で請求予約代表者に対しSMSや請求書で請求
注意点体調不良や天候不順は免除事由にならない体調不良や天候不順は免除事由にならない

※2025年6月現在の情報です。念のため最新情報をご確認ください。

ポイント

  • 厳格な適用: どちらのグループも、自己都合(仕事、体調不良、天候不順など)でのキャンセルは、原則として免除対象外としています。
  • 請求の徹底: SMSなどを活用し、キャンセル料の回収を徹底する体制を整えています。
  • 業界の標準へ: PGMとアコーディアは親会社が同じであり、同様の厳格なポリシーが業界全体のスタンダードになる可能性があります。

これらの大手グループの動向は、これまで曖昧だったキャンセル料の慣習が、明確なルールに基づく契約へと移行していることを示しています。

ゴルフ場のキャンセル料を払わないリスクまとめ

  • ゴルフ場の予約は法的な契約であり、キャンセル料には支払い義務が生じる
  • 不払いは民事上の契約不履行であり、犯罪にはあたらないがリスクを伴う
  • 支払いを拒否すると、ゴルフ場や予約サイトの利用を禁止される可能性がある
  • 同伴者に金銭的・精神的負担をかけ、ゴルフ仲間としての信頼を失う
  • 悪質な場合は、電話や書面での督促、稀に法的措置に発展することもある
  • キャンセル料の相場は1人あたり2,000円〜3,000円、または1組8,000円程度
  • 支払いは後日、銀行振込やSMSによるオンライン決済が一般的
  • 自己判断による雨天キャンセルは、原則としてキャンセル料が発生する
  • キャンセル料が免除されるのは、台風や雷などでゴルフ場が閉鎖された場合のみ
  • 急な体調不良による当日キャンセルも、基本的には免除対象外
  • 1人予約は、開催決定後(主に前日正午以降)のキャンセルで料金が発生
  • PGMやアコーディアなど大手は規定を厳格化しており、体調不良等も請求対象
  • キャンセルポリシーは予約時に必ず確認し、内容を理解しておくことが不可欠
  • やむを得ずキャンセルする場合は、速やかに連絡し誠実に対応することが最善の策
  • 最終的に、キャンセル料を払わない選択は、失うものが大きい不利益な行動と言える

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