ゴルフコースは初心者だけでも回れるのか、不安に思っていませんか。
この記事では、初心者ゴルフのコースデビューに必要な準備を徹底解説します。
ゴルフコースデビューで練習なしは迷惑なのか、最低限守るべきゴルフのコースデビューでのマナー、そして特にゴルフコースデビューの女子が気をつけるべき服装まで、あらゆる疑問にお答えします。
さらに、不安を解消するゴルフコースデビューのレッスンや、ゴルフ初心者が最終組を選ぶメリット、ゴルフ場の初心者プラン、初心者歓迎のおすすめゴルフ場の特徴まで、安心してラウンドするための情報を網羅しました。
記事のポイント
- 初心者だけで回る際の必須マナーと注意点
- コースデビュー前に身につけるべき最低限のスキル
- スロープレーを防ぐための具体的な対策
- 初心者歓迎のおすすめゴルフ場やプランの選び方
ゴルフコースは初心者だけでも回れる?準備とマナー

- 初心者ゴルフのコースデビューに必要なこと
- ゴルフコースデビューで練習なしは迷惑?
- ゴルフのコースデビューで守るべきマナー
- ゴルフコースデビュー女子の服装と注意点
- 不安ならゴルフコースデビューレッスン
初心者ゴルフのコースデビューに必要なこと

結論から言うと、ゴルフコースの予約やプレーを初心者だけで行うことは可能です。
しかし、ただボールが打てるだけでは不十分で、同伴者や後続の組に迷惑をかけずに楽しむためには、スキル・マナー・ルールの3つの準備が不可欠です。
ゴルフは一日がかりのスポーツであり、受付からプレー終了、精算までの流れを把握しておくことも大切です。
特に初心者のうちは、技術的なこと以外にも戸惑う場面が多いため、まずは経験豊富なゴルファーと一緒にラウンドし、一日の流れを体験することが強く推奨されます。
ゴルフコースデビューで練習なしは迷惑?

「練習なしでゴルフコースデビューするのは、周りに迷惑がかかるのでは?」という疑問は、非常に的を射ています。
率直に言って、全くの練習なしでコースに出ることは、迷惑をかけてしまう可能性が極めて高いため、おすすめできません。
練習なしでコースに出るリスク
- ボールに当たらない:練習場の平らなマットと違い、コースの芝生や傾斜地から打つのは非常に難しいです。空振りが続くと、プレーが大幅に遅れてしまいます。
- 楽しめない:ボールが前に進まないと、ゴルフの醍醐味であるコース攻略を楽しむことができず、辛い思い出になってしまう可能性があります。
- 危険が伴う:予期せぬ方向にボールが飛んでいくと、同伴者や他の組のプレーヤーに怪我をさせてしまう危険性があります。
コースデビュー前には、最低でも10回程度は練習場に通い、「連続で空振りをしない」「ある程度まっすぐボールを飛ばせる」スキルを身につけておくのが最低限のマナーと言えるでしょう。
※「初めて一人でゴルフの打ちっぱなしへ!準備から練習のコツを解説」
「打ちっぱなしに何番持っていく?初心者の持ち物と練習法」の記事もご参照ください。


ゴルフのコースデビューで守るべきマナー

ゴルフが「紳士・淑女のスポーツ」と呼ばれる由縁は、厳格なマナーにあります。
初心者であっても、コースに出る以上は最低限のマナーを守る必要があります。特に重要なのは以下の4点です。
1. プレーファストを徹底する
自分の組が遅れると、後続のすべての組に影響が出ます。
常に小走りで移動する、自分の打順が来たらすぐに打てるように準備しておくなど、プレーを素早く行う「プレーファスト」を最も意識してください。
2. 芝を大切に扱う
ゴルフ場の芝は非常にデリケートです。
ショットで芝を削ってしまった場合(ディボット跡)は備え付けの砂で埋める、グリーン上にできたボールマークはグリーンフォークで修復するなど、コースを綺麗に保つ意識が求められます。
3. 他のプレーヤーへの配慮
人がショットを打つ時には静かにする、人のパットライン(ボールが通る道筋)を踏まない、前に立たないなど、同伴者がプレーに集中できるよう配慮することが大切です。
4. 安全の確保
隣のホールにボールが飛んでしまった場合は、大声で「ファー!」と叫び、危険を知らせる義務があります。
これは自分と同伴者、そして他のプレーヤー全員の安全を守るための最も重要なマナーの一つです。
※「ゴルフの「ファー!」は恥ずかしいけど言わないと賠償のリスクも」の記事もご参照ください。

ゴルフコースデビュー女子の服装と注意点

ゴルフコースデビューを控えた女子ゴルファーにとって、服装(ドレスコード)は気になるポイントの一つですよね。
最近はカジュアルなゴルフ場も増えていますが、伝統的なマナーも依然として重視されています。
女子の服装 基本のOK・NG
- OK:襟付きのシャツ(ポロシャツなど)、ゴルフ用のパンツまたはスカート、ゴルフシューズ、キャップやサンバイザー
- NG:Tシャツ、ジーンズ、ジャージ、短すぎるスカート、露出の多い服装(タンクトップなど)、スニーカーやサンダル
特に名門と呼ばれるコースはドレスコードが厳しい場合がありますので、必ず事前にゴルフ場の公式サイトで服装規定を確認するようにしましょう。
クラブハウス内では帽子を脱ぐ、といった基本的なエチケットも忘れないようにしてください。
不安ならゴルフコースデビューレッスン

「ルールやマナーに自信がない」「いきなりコースに出るのはやっぱり不安…」という方には、ゴルフスクールなどが開催している「コースデビューレッスン」や「ラウンドレッスン」の受講が非常におすすめです。
これらのレッスンは、ただスイングを教えてもらうだけではありません。
実際のコースを回りながら、ゴルフ場での一日の流れ、スコアの付け方、基本的なルールやマナー、さらには傾斜地からの打ち方まで、プロのコーチが丁寧に指導してくれます。
経験者の友人がいなくても、安心してコースデビューの第一歩を踏み出せますよ。
ゴルフコースを初心者だけで楽しむ方法

- 後ろの組が気にならないゴルフ初心者は最終組も
- ゴルフ場の初心者プランを活用しよう
- 初心者歓迎のおすすめゴルフ場
- ショートコースで実践練習
- スロープレーを避けるためのコツ
- まとめ:ゴルフコースを初心者だけで回るには
後ろの組が気にならないゴルフ初心者は最終組も

初心者だけのラウンドで最も大きなストレスとなるのが、「後ろの組からのプレッシャー」です。
このプレッシャーを避けるための有効な手段として、一日の最後の組、いわゆる「最終組」でスタートする方法があります。
最終組であれば後続の組がいないため、心理的なプレッシャーが大幅に軽減されます。
自分たちのペースを守りやすく、落ち着いてプレーに集中できるのが最大のメリットです。
最終組の注意点
ただし、デメリットもあります。特に日没の早い冬場は、プレーの途中で日が暮れてしまい、18ホールを回りきれない「日没サスペンデッド」になる可能性があります。
また、プレー後にお風呂やレストランが閉まっている場合もあるため、ゴルフ場に確認が必要です。
※「ゴルフは何時間で終わる?時間帯別の終了目安を解説」もご参照ください。

ゴルフ場の初心者プランを活用しよう

ゴルフ場によっては、初心者を対象としたお得なプランを用意している場合があります。
予約サイトなどで「初心者向け」「デビュー応援」といったキーワードで探してみましょう。
初心者向けプランの例
- ハーフラウンドプラン:18ホールではなく9ホールだけを回るプラン。時間も費用も半分程度で、体力的な負担も少なくデビューに最適です。
- レンタルクラブ付きプラン:まだ自分のクラブを持っていない場合でも、手ぶらでラウンドを体験できます。
- レッスン付きプラン:プロのレッスンがセットになっており、安心してコースに臨めます。
これらのプランを上手に活用することで、コースデビューのハードルを大きく下げることができます。
初心者歓迎のおすすめゴルフ場

全てのゴルフ場が初心者に優しいわけではありません。
コースデビューや初心者だけのラウンドでは、自分たちのレベルに合った「初心者歓迎」のゴルフ場を選ぶことが、その日を最高に楽しむための最も重要な鍵となります。
難しいコースを選んでしまうと、ボールが何度もOBになったり、ハザードに捕まったりしてしまい、スコアを数えるどころではなくなってしまいます。
結果として、プレーの進行が大幅に遅れ、焦りやプレッシャーからゴルフの楽しさを感じる前に、辛い経験だけが残ってしまう可能性すらあるのです。
ここでは、初心者が心からゴルフを楽しめるコース選びのポイントを、より具体的に掘り下げて解説します。
ポイント1:コースがフラットでフェアウェイが広い
初心者のうちは、まだボールの方向性が安定しません。
そのため、ティーショットの落下地点が見渡せるほどフェアウェイが広く、左右のOBゾーンが遠いコースが精神的に非常に楽になります。
ボールがなくなる心配が減るだけで、思い切りのびのびとスイングできるでしょう。
また、アップダウンが激しい山岳コースは、傾斜地からのショットという高度な技術が求められるだけでなく、移動だけでも体力を消耗します。
できるだけ高低差の少ないフラットなコースを選ぶことが、プレーのしやすさに直結します。
ポイント2:距離が短く、難易度を示す数値が低い
ゴルフ場の総距離(ヤード)は、スコアに大きく影響します。距離が長ければ、それだけ多くの打数が必要になり、プレー時間も長くなる傾向があります。
初心者のうちは、レギュラーティーで6,000ヤード前半、レディースティーであれば5,000ヤード台のコースを選ぶと、無理なくグリーンを目指すことができます。
さらに、コースの客観的な難易度を示す指標として「コースレート」と「スロープレーティング」があります。
これらの数値の意味を理解しておくと、コース選びの精度が格段に上がります。
- コースレート:ハンディキャップ0の上級者(スクラッチゴルファー)がプレーした際の想定スコア。数値が低いほど易しいとされます。(例:68.5など)
- スロープレーティング:ハンディキャップ18程度のアベレージゴルファー(ボギーゴルファー)にとっての難易度。こちらも数値が低いほど易しいコースです。(例:115など)
(出典:公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)「JGA/USGAコースレーティングとは」)
予約サイトでこれらの数値が公開されている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント3:池やバンカーなどのハザードが少ない
池(ウォーターハザード)やバンカーは、コースの戦略性を高める重要な要素ですが、初心者にとっては大きなプレッシャーとなります。
「池ポチャ」や「バンカーからの脱出」は、スコアを大きく崩し、時間をロスする最大の原因の一つです。
コースデビューの段階では、できるだけこれらのハザードが巧みに配置された戦略的なコースは避け、素直なレイアウトのコースを選びましょう。
ポイント4:カジュアルな雰囲気で楽しめる
ゴルフ場には、厳格なドレスコードや格式を重んじる「メンバーシップコース」と、比較的誰でも気軽にプレーできる「パブリックコース」があります。
初心者のうちは、服装規定などが緩やかで、雰囲気がカジュアルなパブリックコースを選ぶのが断然おすすめです。
特に河川敷コースなどは、フラットで料金も手頃なことが多く、初心者に人気があります。
【比較表】初心者向けコースと上級者向けコースの違い
コース選びの際の判断基準として、それぞれの特徴を比較した表を参考にしてください。
項目 | 初心者におすすめのコース | 上級者向けのコース |
---|---|---|
広さ | フェアウェイが広く、OBゾーンが遠い | フェアウェイが狭く、戦略的なOBゾーン |
距離 | 総距離が短い(6,000ヤード台前半) | 総距離が長い(7,000ヤード以上) |
地形 | 高低差が少ないフラットな地形 | アップダウンの激しい山岳・丘陵コース |
ハザード | 池やバンカーが比較的少ない | 池やバンカーが巧みに配置されている |
雰囲気 | カジュアルなパブリックコース | 格式高いメンバーシップコース |
初心者向けコースの探し方
では、具体的にどうやって初心者向けのコースを探せばよいのでしょうか。
最も効率的なのは、大手のゴルフ場予約サイトを活用することです。
「楽天GORA」や「GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)」といったサイトでは、「初心者におすすめ」「コースがフラット」といった特集ページや検索条件が用意されていることが多いです。
口コミ欄で「初心者の組でも安心して回れました」といった実際の声を探すのも、非常に参考になりますよ。
これらの情報を活用し、自分たちのレベルに合ったゴルフ場を見つけることで、コースデビューはきっと楽しく、思い出深いものになるはずです。
ショートコースで実践練習

「いきなり本コースはハードルが高い…」と感じる初心者の方に、プレデビューの場として最適なのが「ショートコース」です。
ショートコースは、本コースに比べて距離が短く、主にパー3のホールで構成されています。
そのため、アプローチやパターといった、スコアメイクに直結する短い距離のショットを実践的に練習できます。
項目 | 本コース | ショートコース |
---|---|---|
ホール数 | 18ホール | 9ホールが主流 |
プレー時間 | 約5〜6時間 | 約2時間 |
料金 | 8,000円〜20,000円程度 | 2,000円〜5,000円程度 |
特徴 | 本格的なラウンド | アプローチ練習に最適、気軽に楽しめる |
料金も手頃で、服装のマナーも比較的緩やかなので、まずはショートコースでスコアの数え方やゲームの流れに慣れてから、本コースに挑戦するのがおすすめです。
スロープレーを避けるためのコツ

前述の通り、初心者だけのラウンドで最も避けなければならないのがスロープレーです。
技術が未熟な中でも、以下の点を心がけるだけでプレー時間を大幅に短縮できます。
プレーファスト実現のための具体的な行動
- クラブを数本持って移動する:ボールの場所へ行く際は、使いそうなクラブを3〜4本持って行きましょう。カートまでクラブを取りに戻る時間をなくせます。
- 常に小走りで移動する:歩くのではなく、早歩きや小走りを基本にしましょう。
- 素振りは1〜2回まで:何度も素振りをするのは時間の無駄です。自分の打順が来る前に済ませておきましょう。
- ボール探しは3分まで:ルール上、ボールを探せる時間は3分以内です。見つからなければ諦めて次のプレーに移る決断も必要です。
- OKパットを活用する:初心者同士であれば、1m程度の短いパットは「OK」として、カップインしたことにして進行を早めるのも良い方法です。
↓※ロストボールをできるだけ防ぎたい↓こちらの記事もご参照ください。


まとめ:ゴルフコースを初心者だけで回るには
ゴルフコースを初心者だけで回ることは可能ですが、楽しむためには周りへの配慮と入念な準備が不可欠です。
最後に、この記事の要点をまとめます。
- ゴルフコースは初心者だけでも予約・プレーが可能
- ただし経験者と回る方が上達が早く安心
- コースデビュー前に練習なしは迷惑になる可能性が高い
- 最低でも10回程度は練習場でボールを打っておくべき
- コースデビューではプレーファストなどのマナーが最重要
- 女子の服装はゴルフ場のドレスコードを事前に確認
- 不安な場合はコースデビューレッスンがおすすめ
- 後続組のプレッシャーがない最終組でのプレーも一つの手
- ゴルフ場の初心者プランやハーフラウンドを活用しよう
- 初心者歓迎のゴルフ場はフラットで距離が短いコース
- まずはショートコースで実践に慣れるのが理想的
- スロープレー防止のため常に小走りでクラブを数本持って移動する
- 技術に自信がなくてもマナーを守る姿勢が大切
- ルールやマナーを学びながらゴルフを楽しもう
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