「ゴルフの練習に行こう!」と思い立ったものの、「打ちっぱなしに何番のクラブを持っていけばいいんだろう?」「全部持っていくのは重いし、何本がベストなの?」と悩んだ経験はありませんか。
特にゴルフを始めたばかりの方にとっては、クラブ選びは最初のハードルかもしれません。
この記事では、そんなあなたの疑問を解決します。
打ちっぱなしに何番持っていくべきかという問題から、打ちっぱなしにクラブは何本必要なのか、そして打ちっぱなしは何番から練習するのがいいですか?といった基本的な疑問まで、レベル別に分かりやすく解説します。
また、打ちっぱなしのクラブレンタル料金や、そもそもクラブの貸し出しはあるのか、手ぶらでも行けるのかといった、利便性に関する情報も網羅。
ゴルフの打ちっぱなしで初心者が恥ずかしいと感じる気持ちへの対処法や、アイアン練習で上級者が何番を使うのか、練習場によってはドライバー禁止のルールがあるのかなど、一歩踏み込んだ情報までお届けします。
この記事を読めば、もう練習場のクラブ選びで迷うことはありません。
記事のポイント
- 初心者が最初に持っていくべきクラブの番手と本数
- 手ぶらでもOK?クラブレンタルやその他の持ち物について
- レベル別(初心者〜上級者)のおすすめ練習クラブ
- 打ちっぱなしでの練習方法と注意すべきマナー
打ちっぱなしに何番持っていく?初心者の持ち物と基本

- 打ちっぱなしに行く時、何を持っていけばいいですか?
- 打ちっぱなしにクラブは何本持っていくべき?
- 打ちっぱなしは何番から練習するのがいい?
- ゴルフ打ちっぱなしで初心者が恥ずかしい時の対処法
- クラブの貸し出しは利用できる
打ちっぱなしに行く時、何を持っていけばいいですか?

ゴルフの打ちっぱなしに行く際、多くの持ち物は必要ありません。
最も重要で、これだけは持参することをおすすめしたいのが「ゴルフグローブ」です。
クラブやシューズは多くの練習場でレンタル可能ですが、グローブは自分の手のサイズにぴったり合ったものを使うことが、上達の鍵を握ります。
サイズが合わないと、グリップが滑ってクラブが手から抜けてしまったり、手にマメができてしまったりする原因になります。
右打ちの方なら、まずは左手用のグローブを一つ用意しましょう。
服装については、動きやすければ普段着のTシャツやポロシャツ、パンツなどで問題ありません。
靴もスニーカーなどの運動靴で十分です。
まとめると、最低限必要な持ち物は以下の通りです。
- 必須:ゴルフグローブ
- 服装:動きやすい服、運動靴
- その他:飲み物、タオル、季節に応じた防寒着や暑さ対策グッズ
クラブはレンタルも可能なので、まずはグローブだけ用意して、気軽に練習場へ足を運んでみましょう。
打ちっぱなしにクラブは何本持っていくべき?

打ちっぱなしに持っていくクラブの本数に、決まったルールはありません。
しかし、目的意識を持って練習するためには、本数を絞ることが効果的です。
ゴルフ初心者の場合、まずは1本だけ持っていくことをおすすめします。
多くても3本程度に絞りましょう。なぜなら、初めのうちはたくさんのクラブを使い分けるよりも、1本のクラブで正しいスイングの基礎を体に覚えさせることが何よりも大切だからです
同じクラブで繰り返し練習することで、ナイスショットとミスショットの違いが分かりやすくなります。
中級者の方は、4本〜5本程度が目安です。
例えば、「得意なクラブ1本」「苦手なクラブ1本」「スコアメイクの要となるウェッジ」「ティーショット用のドライバー」といったように、自分の課題に合わせた組み合わせが考えられます。
フルセット(最大14本)を全て持っていくと、重くて持ち運びが大変な上に、結局使わないクラブが出てきて非効率になりがちです。
その日の練習テーマを決め、それに合わせてクラブを厳選することが、質の高い練習につながります。
打ちっぱなしは何番から練習するのがいい?

打ちっぱなしでの練習は、どのクラブから始めるかという「順番」も大切です。
ウォーミングアップも兼ねて、まずは短いクラブから打ち始めるのが基本です。
特におすすめなのは「9番アイアン」または「ピッチングウェッジ(PW)」です。
これらのクラブはシャフトが短く、ボールを捕まえやすい構造になっているため、初心者の方でも比較的簡単にボールに当てることができます。
いきなりドライバーのような長いクラブから練習を始めると、体が温まっていない状態で力んでしまい、怪我の原因になったり、悪いスイングの癖がついたりする可能性があります。
まずは9番アイアンやPWを使い、腰から腰までの小さな振り幅(ハーフスイング)で、ボールを的確に捉える感覚を養いましょう。
体が慣れてきたら、徐々に振り幅を大きくし、7番アイアン、ユーティリティ、フェアウェイウッド、そして最後にドライバーというように、少しずつ長いクラブへと移行していくのが理想的な練習の順番です。
ゴルフ打ちっぱなしで初心者が恥ずかしい時の対処法

ゴルフを始めたばかりの方が打ちっぱなしに行く際、「空振りしたらどうしよう」「周りに上手な人ばかりで恥ずかしい」と感じてしまうのは、ごく自然なことです。
しかし、まず知っておいてほしいのは、「周りの人は、あなたが思っているほどあなたのことを見ていない」ということです。
ほとんどの人は、自分のスイングを良くすることに集中しており、隣の打席の人のことを気にする余裕はあまりありません。
それでも恥ずかしさが気になる場合は、以下の対策を試してみてください。
- 空いている時間帯を狙う:平日の昼間や、早朝・深夜の時間帯は比較的空いていることが多いです。
- 2階や端の打席を選ぶ: 1階の中央打席は上級者が多い傾向にあります。比較的空いていて、人目につきにくい2階席や、一番端の打席を選ぶと精神的に楽になります。
- 友人や経験者と一緒に行く: 一人では心細くても、誰かと一緒なら安心感が生まれます。
- レッスンを活用する: 最初からゴルフスクールに通い、コーチの指導のもとで練習すれば、恥ずかしさを感じる暇もなく上達に集中できます。
恥ずかしいという気持ちは最初だけです。
練習を重ねて少しずつボールに当たるようになれば、自然と楽しさが上回り、周りの目も気にならなくなります。
あわせて「打ちっぱなしの2階は飛距離が伸びる?1階との違いと練習法」の記事もご参照ください!
クラブの貸し出しは利用できる?

はい、ほとんどのゴルフ練習場でクラブの貸し出し(レンタル)サービスを利用できます。
そのため、まだ自分のクラブを持っていないゴルフ未経験の方や、仕事帰りにふらっと練習に立ち寄りたい方でも、気軽に打ちっぱなしを楽しむことが可能です。
レンタルできるクラブの種類は練習場によって様々ですが、一般的にはドライバー、フェアウェイウッド、アイアン(7番など)、ウェッジといった基本的なクラブは一通り揃っています。
男性用、女性用、左利き用(レフティ)のクラブを用意しているところも多いです。
ただし、全ての練習場でレンタルサービスがあるとは限りませんし、品揃えも異なります。
特に、こだわりのある中級者以上の方にとっては、自分に合ったスペックのクラブが用意されていないこともあります。
初めて行く練習場の場合は、事前に公式ウェブサイトでレンタルの有無や種類を確認するか、電話で問い合わせておくと確実です。
打ちっぱなしに何番持っていく?レベル別練習法

- 打ちっぱなしのクラブレンタル料金はいくら?
- 手ぶらで行っても練習できる?
- アイアン練習で上級者が使うのは何番?
- 打ちっぱなしでドライバー禁止の場合がある?
- レベル別・打ちっぱなしに何番持っていくべきか
- 打ちっぱなしに何番持っていく?この記事のまとめ
打ちっぱなしのクラブレンタル料金はいくら?

打ちっぱなし練習場でのクラブレンタル料金は、施設によって大きく異なりますが、一般的な目安としては1本あたり無料から300円〜400円程度が相場です。
中には、入場料やボール代にレンタル料金が含まれていて、実質無料で貸し出している練習場もあります。
一方で、都心部の比較的新しい施設などでは、1本数百円の料金がかかることが一般的です.
フルセット(クラブ一式)でのレンタルを提供しているところもあり、その場合は1,000円〜2,000円程度が目安となります。
料金は練習場ごとに本当に様々なので、もしレンタルを前提で練習場に行く場合は、事前にウェブサイトなどで料金体系を確認しておくことを強くお勧めします。
入場料やボール代と合わせて、トータルでいくらかかるのかを把握しておくと、受付で慌てずに済みます。
手ぶらで行っても練習できる?

はい、結論から言うと「手ぶら」でも打ちっぱなしで練習することは可能です。
前述の通り、多くの練習場ではクラブの貸し出しを行っています。
さらに、施設によってはグローブやゴルフシューズもレンタルできる場合があります。
そのため、理論上は普段着のまま、何も持たずに練習場へ行ってもゴルフの練習ができます。
この手軽さは、打ちっぱなしの大きな魅力の一つです。
例えば、「仕事帰りに急に練習したくなった」「ゴルフに興味がある友人を試しに連れて行ってあげたい」といったシチュエーションでも、気軽に立ち寄ることができます。
ただし、2点注意が必要です。
一つは、先ほども述べたように、グローブは自分の手に合ったものの方が練習の質が上がること。
もう一つは、レンタル品が全て貸し出し中になっている可能性もゼロではないということです。
絶対に練習したい場合は、最低限グローブを持参し、念のため練習場にレンタルクラブの在庫状況を電話で確認しておくと、より確実でしょう。
アイアン練習で上級者が使うのは何番?

ゴルフ上級者は、アイアン練習において特定の「何番」という決まった番手だけを練習することはあまりありません。
その代わり、その日の課題や目的に応じて、使用する番手を戦略的に選びます。
例えば、以下のような目的で練習する番手を選びます。
練習の目的 | 練習方法の具体例 |
---|---|
スイングの基本確認 | スイングの土台を見直したい時は、全ての基本が詰まっているとされる7番アイアンや8番アイアンで、ハーフスイングなどを丁寧に行います。 |
苦手な距離の克服 | 前回のラウンドで「160ヤード」の距離を何度もショートしてしまった、という反省があれば、その距離を打つ6番アイアンや5番アイアンを集中的に練習します。 |
スコアメイクの要の練習 | パー4の2打目で最も使う頻度が高い番手や、パー3で狙うことが多い番手など、実際のコースでスコアを左右するクラブを重点的に練習します。 |
球筋の打ち分け | 同じ7番アイアンでも、ドローボール(左に曲がる球)とフェードボール(右に曲がる球)を交互に打ち分けるなど、より高度な技術練習を行います。 |
このように、上級者は漫然とボールを打つのではなく、常にコースでのプレーを想定し、明確な目的意識を持って練習するクラブを選んでいます。
ドライバー禁止の場合がある

一部のゴルフ練習場では、安全上の理由からドライバーの使用が禁止されている場合があります。
ドライバーが禁止される最も一般的な理由は、練習場の奥行き(距離)が短いことです。
特に、住宅街の中にあるような都市部の練習場では、敷地が200ヤード未満のところも少なくありません。
このような場所でアマチュアゴルファーがドライバーをフルスイングすると、打球が練習場の奥にあるネットを越えて、近隣の住宅や道路に飛び出してしまう危険性があります。
過去には、実際にボールがネットを越えて物損事故や人身事故に繋がったケースもあり、練習場側は安全管理に非常に気を配っています。
プロのトーナメント会場の練習場でさえ、飛距離の出る選手がネットを越えてしまうため、ウッド系のクラブが使用禁止になるという異例の事態が起こったこともあります。
全ての練習場がドライバー禁止というわけではありませんが、特に初めて行く練習場の場合は、ウェブサイトで利用ルールを確認したり、受付でドライバーが使用可能か尋ねたりしておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。
レベル別・打ちっぱなしに何番持っていくべきか

これまでの内容を元に、ゴルファーのレベル別に「打ちっぱなしに持っていくべきクラブ」の組み合わせ例をまとめます。
練習場に行く際の参考にしてください。
レベル | 推奨本数 | おすすめのクラブ組み合わせ例 | 目的・ポイント |
---|---|---|---|
初心者 | 1〜3本 | ・9番アイアン or 7番アイアン(まず1本) ・上記に加えて PW、ドライバー | まずは1本でスイングの基礎を固める。慣れてきたら、短いアプローチと長いティーショットの感覚を養う。 |
中級者 | 4〜5本 | ・PW or AW(アプローチ) ・7番アイアン(基準) ・5番ウッド or ユーティリティ(苦手克服) ・ドライバー(ティーショット) | スコアメイクに直結する4本を基本に、自分の課題に合わせて1本追加する。得意クラブと苦手クラブを比較練習するのも効果的。 |
上級者 | 課題による | ・ウェッジ3本(58, 52, 48度など) ・7番アイアン ・5番アイアン | その日の課題に特化する。ショートゲームを徹底的に練習する日、ロングアイアンの精度を高める日など、目的を絞って持参する。 |
これはあくまで一例です。大切なのは、「今日は何を練習するか」というテーマを自分で決めて、それに必要なクラブだけを持っていくことです。
目的意識のある練習が、上達への一番の近道となります。
打ちっぱなしに何番持っていく?この記事のまとめ
ゴルフの打ちっぱなし練習場に持っていくクラブについて、様々な角度から解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- 打ちっぱなしにはレベルに応じたクラブを持っていく
- 初心者はまず9番アイアン1本からでOK
- 慣れてきたらウェッジとドライバーを追加する
- 練習は短いクラブから始め体を慣らすのが基本
- 中級者は課題に合わせて4〜5本に絞ると効果的
- 持ち物は最低限ゴルフグローブがあれば大丈夫
- クラブやシューズはレンタルできる練習場が多い
- レンタル料金は1本300円前後が目安
- 事前に練習場のHPで確認すると安心
- 手ぶらでも気軽に練習に行くことができる
- 初心者が恥ずかしいと感じるのは最初だけ
- 空いている時間や2階打席を選ぶのがおすすめ
- 練習場によってはドライバーが禁止の場所もある
- 目的意識を持つことが上達への近道
- 自分に合った本数と番手で練習に臨もう
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