ゴルフボールの2ピースと3ピースの違いが分からず、どれを選べば良いか迷っていませんか?
この記事では、2ピースと3ピースの飛距離性能の違いから、3ピースと4ピースの違いまで、構造の基本を丁寧に解説します。
さらに、初心者向けの2ピースおすすめモデル、中・上級者向けの3ピースおすすめモデル、そして上級者も注目の4ピースおすすめモデルを厳選して紹介。
特に人気の3ピースでコスパに優れたボールもピックアップします。自分にぴったりの一枚を見つけるための分かりやすいゴルフボール比較表も用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- 2ピース・3ピース・4ピースの構造的な違い
- ピース数による飛距離やスピン性能の変化
- レベルやプレースタイルに合ったボールの選び方
- 人気モデルの性能を一覧で比較できる比較表
ゴルフボール 2ピースと3ピースの基本知識

- そもそもピース数とは何か?
- 2ピース 3ピースで飛距離は変わる?
- 3ピース と 4ピースの違いを解説
- ディスタンス系とスピン系の違い
そもそもピース数とは何か?

ゴルフボールにおける「ピース」とは、ボールを構成する層の数を指します。
ボールは単一の素材でできているわけではなく、中心の「コア」とその周りを覆う「カバー」など、複数の層から成り立っています。
この層の数によって、ボールの性能や特性が大きく変わってきます。
ピース数の基本構造
- 2ピース:中心の「コア」と外側の「カバー」の2層構造。シンプルな構造で、主に飛距離性能を重視しています。
- 3ピース:「コア」と「カバー」の間に「ミッド層」と呼ばれる中間層が加わった3層構造。飛距離とスピンのバランスを調整しやすくなります。
- 4ピース以上:さらに中間層が増えた多層構造。より複雑な性能(例:ドライバーでは低スピン、ウェッジでは高スピン)を実現するために設計されています。
一般的に、ピース数が増えるほど構造が複雑になり、性能も高機能になる一方で、価格も高くなる傾向にあります。
2ピース 3ピースで飛距離は変わる?

「ピース数が多い方が飛ぶ」と思われがちですが、一概にそうとは言えません。
ゴルファーのスイングタイプによっては、2ピースボールの方が3ピースボールより飛距離が出ることも十分にあります。
重要なのは、スピン量との関係です。
2ピースボールと飛距離
2ピースボールの多くは、硬いカバーと柔らかいコアで構成された「ディスタンス系」です。
この構造は、インパクト時にボールが潰れやすく、バックスピン量を抑える効果があります。
ドライバーショットでスピンがかかりすぎて飛距離をロスしているゴルファーにとっては、2ピースボールを使うことでスピン量が適正になり、結果的に飛距離が伸びるケースがあります。
3ピースボールと飛距離
3ピース以上のボールは、アプローチでスピンを効かせるためにカバーが柔らかい「スピン系」が多いです。
スピンがかかりやすい分、元々スピン量が多い人が使うと、逆に吹け上がってしまい飛距離が出ないことも。
しかし、近年の3ピースボールは技術革新が著しく、中間層の働きによって「ドライバーでは低スピンで飛ばし、ウェッジでは高スピンで止める」といった高性能を実現しており、多くのツアープロも使用しています。
実際に、スピン量が多めのゴルファーが普段のスピン系ボールからディスタンス系のボールに変えたところ、スピン量が適正値に近づき、飛距離が8ヤードも伸びたというデータもあります。
自分のスイングとボールの相性が何より大切ですね。
3ピースと4ピースの違いを解説

3ピースと4ピースの最も大きな違いは、性能の細分化と最適化のレベルにあります。
層が1つ増えることで、より高度な設計が可能になります。
3ピースボールは「飛距離」と「スピン」のバランスを高いレベルで両立させているのが特徴です。
多くのゴルファーにとって十分な性能を発揮します。
一方で4ピースボールは、中間層が2つになることで、さらに複雑な性能調整が可能になります。
例えば、
- ドライバーなどの強い衝撃では、コアと内側の中間層が作用して低スピンと高初速を実現。
- ウェッジなどの弱い衝撃では、外側の中間層とソフトなカバーが作用して高いスピン性能を発揮。
このように、各番手に求められる性能を、より高い次元で最適化できるのが4ピースボールの強みです。
ただし、その性能を最大限に引き出すには高いヘッドスピードや技術が求められるため、主に上級者やプロ向けのモデルが多くなっています。
ディスタンス系とスピン系の違い

ゴルフボール選びの最も基本的な分類が「ディスタンス系」と「スピン系」です。
ピース数とも密接に関係しており、それぞれの特徴を理解することがボール選びの第一歩となります。
項目 | ディスタンス系 | スピン系 |
---|---|---|
主な構造 | 2ピース(硬いカバー + 柔らかいコア) | 3ピース以上(柔らかいカバー + 硬いコア) |
性能の特徴 | スピン量が少なく、直進性が高い。飛距離が出やすい。 | スピン量が多く、操作性が高い。グリーンで止めやすい。 |
打感 | 硬めで、弾く感じが強い傾向。 | 柔らかめで、フェースに乗る感じが強い傾向。 |
おすすめのゴルファー | 初心者、スライスに悩む人、飛距離を伸ばしたい人 | 中級者~上級者、球筋をコントロールしたい人 |
価格帯 | 比較的安価なモデルが多い | 比較的高価なモデルが多い |
どちらが良い・悪いというわけではなく、自分のプレースタイルや課題に合わせて選ぶことがスコアアップへの近道です。
ゴルフボール 2ピース 3ピースのおすすめ

- 初心者向けの2ピース おすすめモデル
- 中級者向けの3ピース おすすめモデル
- 注目の3ピース コスパ最強モデル
- 上級者向けの4ピース おすすめモデル
- 性能がわかるゴルフボール 比較表
初心者向けの2ピース おすすめモデル

ゴルフを始めたばかりの初心者や、ボールをなくすことが多い方には、価格が手頃で飛距離の出やすい2ピースのディスタンス系ボールがおすすめです。
サイドスピンもかかりにくいため、スライスなどの曲がり幅を抑える効果も期待できます。
代表的な2ピース おすすめモデル
- 本間ゴルフ D1:「飛んで、安い」の代名詞。アマチュアゴルファーから絶大な人気を誇る、コストパフォーマンスの王様です。
- ブリヂストン TOURSTAGE EXTRA DISTANCE:力強い弾道と優れた直進性が特徴。心地よい弾き感で、爽快なショットが楽しめます。
- キャロウェイ WARBIRD:高い飛距離性能と、アプローチでの止まりやすさも少し考慮されたバランスの良さが人気のボールです。
初心者のうちは、OBや池ポチャでボールをたくさん失くしてしまうものです。
高価なボールを使うのはもったいないので、まずはこういったリーズナブルなボールで、コースに慣れることを優先しましょう!
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中級者向けの3ピース おすすめモデル

スコア100切りが見えてきて、「飛距離だけでなく、アプローチでボールを止めたい」「グリーン周りの精度を上げたい」と考え始めた中級者の方には、飛距離性能とスピン性能を両立した3ピースボールがおすすめです。
このレベルから、ボールによる打感やスピン性能の違いが明確に感じられるようになり、ゴルフがさらに面白くなってきます。
代表的な3ピース おすすめモデル
- ブリヂストン TOUR B JGR:「タメ」と「弾き」で大きな飛距離を生み出す人気のディスタンス系3ピース。打感の良さにも定評があります。
- スリクソン Z-STAR:松山英樹プロも使用するスピン系ツアーボール。ドライバーでの飛距離と、アイアンでのスピンコントロールを高いレベルで両立しています。
- テーラーメイド ツアーレスポンス:ツアーボールの性能を、より幅広いアマチュアゴルファーが使えるように設計されたモデル。ソフトな打感と高いスピン性能が魅力です。
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注目の3ピース コスパ最強モデル

「スピン性能は欲しいけど、1ダース6,000円以上するツアーボールは高すぎる…」と感じるゴルファーは少なくありません。
そんなニーズに応えるため、近年ではスピン性能を高めつつ、価格を抑えた「高コスパ3ピースボール」が人気を集めています。
これらのボールは、いわゆる「第3のボール」とも呼ばれ、ディスタンス系とスピン系の良いところを併せ持っています。
代表的な高コスパ 3ピースモデル
- 本間ゴルフ D1 SPEEDMONSTER:人気のD1シリーズから登場した3ピースボール。「モンスター級の飛び」に加え、スピン性能も強化されています。
- スリクソン TRI-STAR:Z-STARの技術を継承しつつ、よりソフトな打感と安定したスピン性能を、手頃な価格で実現したモデルです。
2ピースからのステップアップや、ツアーボールは少し難しいと感じる方に最適な選択肢と言えるでしょう。
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上級者向けの4ピース おすすめモデル

自分のスイングが確立され、より繊細なボールコントロールや飛距離性能を求める上級者の方には、各メーカーの技術の粋を集めた4ピース以上のツアーボールがおすすめです。
これらのボールは、番手ごとに最適なパフォーマンスを発揮するように設計されており、ゴルファーの技術を最大限に引き出してくれます。
注意点:ヘッドスピードが必要
4ピース以上の高性能ボールは、その性能を100%引き出すためにある程度のヘッドスピード(一般的に43m/s以上)が求められます。
ヘッドスピードが合わないと、逆に硬く感じたり、飛距離が出なかったりすることもあるため注意が必要です。
代表的な4ピース おすすめモデル
- タイトリスト Pro V1x:ツアープロ使用率No.1を誇る「Pro V1」シリーズの高弾道・高スピンモデル。トータルパフォーマンスに非常に優れています。
- ブリヂストン PHYZ:ヘッドスピードが速くないゴルファーでも、無駄のない最適弾道で飛ばせるように設計されたディスタンス系4ピースボール。美しい弾道が魅力です。
- キャロウェイ CHROME SOFT X:高い操作性と風に負けない強弾道が特徴のスピン系4ピース。多くのトッププロから絶大な信頼を得ています。
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性能がわかるゴルフボール 比較表

これまで紹介してきたボールの特徴を、一覧の比較表にまとめました。
自分のレベルや求める性能に合わせて、ボール選びの参考にしてください。
ボール名 | ピース数 | タイプ | 価格帯の目安 | 主な対象ゴルファー |
---|---|---|---|---|
本間ゴルフ D1 | 2ピース | ディスタンス系 | 安価(~¥2,000) | 初心者・飛距離重視の方 |
ブリヂストン TOURSTAGE EXTRA DISTANCE | 2ピース | ディスタンス系 | 安価(~¥2,000) | 初心者・直進性を求める方 |
スリクソン TRI-STAR | 3ピース | バランス系(第3系) | 中価格(¥3,000~) | 2ピースからステップアップしたい方 |
ブリヂストン TOUR B JGR | 3ピース | ディスタンス系 | 中価格(¥4,000~) | 飛距離と打感を両立したい中級者 |
スリクソン Z-STAR | 3ピース | スピン系 | 高価格(¥6,000~) | コントロールを重視する中・上級者 |
タイトリスト Pro V1x | 4ピース | スピン系 | 高価格(¥7,000~) | トータル性能を求める上級者・プロ |
ブリヂストン PHYZ | 4ピース | ディスタンス系 | 高価格(¥7,000~) | ヘッドスピードが速くないが性能を求める方 |
ゴルフボール 2ピースと3ピースの違いや選び方:この記事のまとめ
この記事では、ゴルフボールの2ピース、3ピース、4ピースといった構造の違いから、自分に合ったボールの選び方までを解説しました。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
- ゴルフボールの「ピース」とは層の数を指す
- 2ピースは「コア+カバー」のシンプルな構造で飛距離重視が多い
- 3ピースは中間層があり飛距離とスピンのバランスが良い
- 4ピース以上はさらに複雑な性能調整が可能で上級者向け
- 2ピースと3ピースのどちらが飛ぶかはスイングタイプによる
- 自分の課題に合わせてディスタンス系かスピン系かを選ぶのが基本
- 初心者は安価で曲がりにくい2ピースのディスタンス系がおすすめ
- 中級者は性能のバランスが良い3ピースが選択肢の中心になる
- コスパを重視するなら人気の「第3系」ボールも注目
- 上級者は性能を最大限に引き出す4ピース以上のツアーボールが武器になる
- ボール選びではヘッドスピードとの相性も重要
- ピース数が増えるほど価格も高くなる傾向がある
- まずは自分のレベルと予算に合ったボールから試すことが大切
- ボールを変えるだけでスコアが大きく変わる可能性もある
- 自分に最適なゴルフボール 2ピース 3ピースを見つけて上達を目指そう
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